今回は、キヤノンのプレミアムコンパクトシリーズの一つである 「PowerShot G5X」の商品レビューを紹介させていただきます。
一番の特徴はキヤノンのGシリーズで唯一、EVF(電子ビューファインダー)が内蔵されている機種ということです。
これまでも、Gシリーズには外付けEVF(EVF-DC1)を使う事の出来る機種はあったのですが、EVFが内蔵されたのは「PowerShot G5X」が初めての機種となっております。
そして、EVFが内蔵されたにも関わらず大変、コンパクトな仕上がりになっております。
こんなにも、コンパクトでありながら内蔵EVFは236万ドットと外付けEVFのEVF-DC1と同じ解像度になっており、また有機ELなので高コントラストで、とても視認性に優れたEVFが内蔵されています。
勿論、優れているのはEVFだけでなく・・・
・高性能キヤノンレンズ 24-100mm/F1.8-F2.8の光学4.2倍ズーム
・1.0型・2020万画素裏面照射型CMOSセンサー
・約104万ドット タッチパネル・バリアングル液晶
・最高ISO感度 12800
・NFC対応 Wi-Fi機能
・フルハイビジョン動画
等々、優れた機能がたくさんついた、キヤノン Gシリーズの名にふさわしいプレミアムコンパクトなカメラです。
まずは、高感度テストです。※人物の顔にはボカしをいれています
ISO200
ISO500
ISO1600
ISO12800
裏面照射型CMOSセンサーと映像エンジンDIGIC6の高度な低ノイズ化が相まってかISO1600まで、ほとんど高感度によるノイズは感じられませんでした。
1型センサーのコンパクトデジタルカメラとしては、かなり優秀な結果です。
続いて、ズーム比較です。
広角側24mmの写真です。中央の四角に向かってズームしていきます。
望遠側100mmの写真です。ここまでが光学ズ-ムになります。
さらに、デジタルズームを使えば200mm相当の写真も撮ることができます。
デジタルズーム時は記録画素数の設定で200mm相当まで「プログレッシブファインズーム」で撮影することができます。※この写真は「プログレッシブファインズーム」ではありません。
「プログレッシブファインズーム」についての説明は「キヤノン PowerShot G3X 」に書いてますので、ぜひご覧ください!
マクロ撮影にも強くワイド端5cm テレ端85cmと植物や小物など、小さな被写体も細部まで鮮明に撮影することができます。
バリアングル液晶とタッチパネルで自由な角度で、直観的に撮影できます。おかげでローアングル撮影でも恥ずかしい体勢にならずに済みます(笑)
他にも撮影してきた写真を紹介させていただきます。
*クリエイティブフィルター ソフトフォーカス *ISO250 *SS 1/60 *F1.8
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*ISO400 *SS 1/200 *F11
今回、使用しての感想ですが、コンパクトなボディに、よくここまで詰め込んだなっと感じました。
これまでのGシリーズも外付けEVF(EVF-DC1)を取り付けできる機種はあったものの、サイズ的に大きく携帯性を損ねるものでした。
ですが、キヤノン PowerShot G5X はポケットに入れることができるサイズとなっており、コンパクトデジタルカメラの一番のメリットであるコンパクトさを十分に感じることのできるサイズです。
また、サイズだけでなく操作面でも良く考えられていて、前面に何気なくついている電子ダイアルがEVFを覗きながら設定を変更するには、よく考えられた場所に設置されており、カメラを構えたら丁度、人差し指で操作しやすい・・・等々、「コンデジだから小さい」という事や「操作性が良い」など当たり前のことが凄くよく出来た、完成されたカメラだと感じました。
EVF(ファインダー)付きでコンパクトサイズなカメラをお探しの方には、キヤノン PowerShot G5X 一択ではないでしょうか。