こんにちは。カメラ担当の吉冨です。
今回、ご紹介するのは キヤノン EF24-70mm F2.8L II USM です。こちらのレンズ2012年発売と4年前になりますが、今でもキヤノンの大口径・標準ズームの代表格として人気の高いレンズです。
手振れ補正機構を搭載していない事もありF2.8通しとは、思えないほどコンパクトに収まっています。
フルサイズ一眼の中でも小型な部類に入るEOS6Dとの組み合わせでも、バランスもよく取り回しのしやすいサイズ感です。描写性能も高く、非球面レンズ3枚・スーパーUDレンズ1枚・UDレンズ2枚とキヤノンが誇る光学技術の粋が詰め込まれた、さすがL玉といった仕様になっています。
今回、EOS6DにEF24-70mm F2.8L II USMを装着して京都と大阪に撮影に行ってきました!
この写真の中心部の四角い部分をトリミングして比較していきます。
焦点距離は広角側の24mm、ISO感度は200です。
開放F2.8
F8
F11
F22
F2.8からF11まで徐々に解像感は増すものの、大きな違いが感じられないほど開放F2.8から、かなり良好な解像度です。
続いて、ボケ味のチェックです。
京都御苑では、すでに梅、桃が開花しています。そちらの写真でボケ味のチェックです。
2枚とも望遠側70mm、絞りF2.8の写真です。
細い枝の一部に二線ボケが見られます。ピント面より、ある程度距離のある物は綺麗にボケますが、全体的に硬いボケ味といった印象です。
その他、京都御苑での写真です。
焦点距離44mm・シャッタースピード1/25秒・絞りF5.6・ISO250
焦点距離24mm・シャッタースピード1/320秒・絞りF2.8・ISO250
焦点距離24mm・シャッタースピード1/800秒・絞りF3.5・ISO250
次の撮影場所は、JR大阪駅の時空の広場です。
焦点距離24mm、絞り開放F2.8の写真です。
9枚羽根絞りなので、点光源も丸く綺麗にボケてくれます。多少、口径食による点光源の歪みが見られますが、ワイド側と考えれば許容範囲内ではないでしょうか。
以上、描写の面では二線ボケ、周辺光量落ちは見られたものの開放F値F2.8からかなり解像力が高く、さすがLレンズといった写りです。
最後にキヤノンから出ている同じ、焦点距離のEF24-70/F4L IS USM と迷われる方もいると思います。大きな違いというのは絞り値の違いの他に、手ブレ補正機構「IS」の有無です。EF24-70/F4L IS USMは一段分、絞り値が暗いのですが手ブレ補正が付いています。
今回のレンズ EF24-70mm F2.8L II USM は手ブレ補正は搭載していないものの、F2.8ということから不便さを感じるシーンはありませんでした。むしろ、手振れ機構を省いたことによる、重さ、大きさの恩恵の方が強く感じられるサイズ感でした。
描写、サイズ感等、とても使いやすいレンズでした。標準ズームレンズをお考えの方はご参考までに~!