こんにちは、カメラ担当 吉冨です。
今回、ご紹介しますのは2015年9月29日にタムロンから発売された新レンズ
SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)です。
今回、キヤノンフルサイズ機「EOS 6D」で撮影を行いました。
デザインも一新されて、これまでにない近未来的で個性的なデザインになっています。
持った時のフィーリングも素晴らしく良く、レンズに出っ張りが少ないのでしっかりてに馴染み構えやすいレンズです。
簡単にスペックの紹介です・・・
☆ 独自開発の手ブレ補正機構(約3段分)搭載
☆ クラス最高の近接撮影0.2m(最大撮影倍率1/2.5)で広角マクロレンズとしても使用できます
☆ LDレンズ1枚と、XLDレンズ1枚で大口径レンズに発生しやすい色収差を良好に補正
☆ 9枚羽根による円形絞りを採用
などが上げられます。
今回、このレンズと共に桜満開の万博記念公園に撮影に行って来ました。
太陽の塔で絞り値別の解像度チェックです。
大口径の単焦点レンズで起こりやすい色にじみも、ほとんど見られません。
遠景では、F5.6~F8でもっとも良好な描写という結果でした。
大口径レンズの絞り開放で、青空の撮影と周辺光量落ちが出やすいシチュエ―ションにも関わらず、光量落ちは見られませんでした。
続いて逆光テストです。
ゴースト、フレアを出してやろうと頑張りました(笑)
なんですが、全然出て来ませんでした・・・
「eBANDコ―ティング&BBARコ―ティング」採用で従来のコ―ティングより格段に反射防止性能がアップしています。
近接撮影能力も高く、広角マクロ風な写真も撮ることが出来ます。
何より、美しいボケ味です。なめらかで開放F値での撮影が楽しくなります。
ここまで何も欠点が見つかりません(笑)
では、少し絞ったボケ味はどうでしょうか。
普通のレンズでは硬めのボケ味で二線ボケ等の収差が出てくる所ですが・・・
少し絞ったF11でも、ボケ味は美しいままです。ピント面はシャープで、やわらかなボケ味・・・凄いレンズです。
以下、その他の作例です。
今回、使用してみて感じたことは、なめらかなレンズと印象を受けました。
デザインから、なめらかで手触りが良く、自然と手にフィットする感覚です。
外観のデザインだけでなく、ボケ味も素晴らしく、なめらかで柔らかい印象の写りで最短撮影距離も短いことからポートレートや花など様々な被写体に柔軟に対応できるレンズではないでしょうか。
今回、ご紹介の「タムロン SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」には、焦点距離の違う「タムロン SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)」がラインアップされています。
タムロン SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)商品レビューはこちらから⇒「SP45/1.8 Di VC USD(Model F013)」
この二本のレンズは、焦点距離の違いだけでなくレンズの描写特性も違いますので、それぞれの作例を見比べて頂いて被写体、撮影場所にあったレンズを選んでみては、いかがでしょうか。