今回はいつもカメラのナニワをご利用いただいておりますお客様、高野様からいただいた寄稿文を掲載させていただきます。
お忙しい中御寄稿いただいた事、厚く御礼申し上げます。
「ペンタックス K-1 使用レビュー」 高野様
PENTAX K-1のレビューを書かせていただきます。
ここで紹介する作品は、カメラ本体でのRAW現像か、添付ソフトであるDigital Camera Utility5を使って現像しています。
また、カスタムイメージは雅を主に使っています。
まず最初の作品は、萬葉植物園の菖蒲の花です。
従来のAPS-C機と比べると画像の立体感が増していて、センサーサイズが大きくなった恩恵を実感することができます。
発色に関しては従来からの美点がきちんと継承されていて、新緑の緑も階調豊かに再現されています。
リバーサルフィルムを彷彿させる色の鮮やかさは、PENTAXユーザーがPENTAXから離れられない理由の一つでもありますね。
続いても、萬葉植物園で撮影した作品です。
森の中に差し込んだ強い光を受けた木の葉を撮影したのですが、明暗差で画像がつぶれたり、光の当たっている部分が白飛びすることも無く再現できています。
そして、PENTAXといえば防塵防滴性能も優れたセールスポイントの一つです。
このモミジとガクアジサイの写真は同じ日に撮ったのですが、モミジの写真に写っているように結構な勢いで雨が降っている日でしたが、防滴仕様のレンズとの組み合わせなら、レインカバーを付けなくても安心して撮影に集中することができるので、雨の日の撮影が楽しくなります。
続いては、高感度性能を活かした作品を紹介いたします。
ISO25600で夜の空港を撮影しました。
強い光が当たっている部分では高感度ノイズが若干目立ちますが、感覚的には従来の機種でISO3200~6400辺りで撮った時と変わらない滑らかさを保っています。
完全に陽が落ちた後の撮影でも1/125秒のシャッタースピードを維持できているので、機体の被写体ブレも少なく鮮明な夜景が撮れました。
この日はあいにくの天気で、滑走路の奥に広がる街の夜景は霞んでしまっていますが、空気の澄んだ秋以降のリベンジがとっても楽しみです。
続いては更に高感度を使った作品で、この時はPENTAXならではのTAvモードを使って撮影をしました。
高感度ノイズリダクションの設定はオートにして、ISO感度の設定と高感度ノイズの処理は完全にカメラ任せにしていますが、ご覧のような滑らかさで撮ることができました。
シャッター速度を上げることで余分な光を拾わないように撮影してみると、暗い部分に漏れる光が抑えられて、予想以上にノイズの少ない作品になりました。
高感度が使えるお陰で、従来だと絞り開放で撮るしかなかったようなシチュエーションでも、絞りを使って好みのボケ具合が得られるようになりました。
この作品では絞りを若干絞って、奥の水槽のディテールが残るように撮ることができました。
このような奥行きのある水槽を絞り開放で撮ると前後の魚のディテールがボケ過ぎてしまううえ、ピントが合っているはずの魚も被写体ブレで全体的に魚の姿がボンヤリとした作品になってしまう事が多いのですが、TAvモードで絞りを絞りつつシャッタースピードを上げて撮ることで、金魚の姿がはっきりとした作品になりました。
このようなイベント会場では三脚が使用できないので、手持ちで撮影するしかないような環境で高感度が使えるということは、とっても心強いセールスポイントです!
やはりペンタックスユーザー歴の長い高野様のレビューは説得力がありますね。
お忙しい中、御寄稿いただきありがとうございました。
PENTAX K-1のレビューを書かせていただきます。
ここで紹介する作品は、カメラ本体でのRAW現像か、添付ソフトであるDigital Camera Utility5を使って現像しています。
また、カスタムイメージは雅を主に使っています。
まず最初の作品は、萬葉植物園の菖蒲の花です。
従来のAPS-C機と比べると画像の立体感が増していて、センサーサイズが大きくなった恩恵を実感することができます。
発色に関しては従来からの美点がきちんと継承されていて、新緑の緑も階調豊かに再現されています。
リバーサルフィルムを彷彿させる色の鮮やかさは、PENTAXユーザーがPENTAXから離れられない理由の一つでもありますね。
続いても、萬葉植物園で撮影した作品です。
森の中に差し込んだ強い光を受けた木の葉を撮影したのですが、明暗差で画像がつぶれたり、光の当たっている部分が白飛びすることも無く再現できています。
そして、PENTAXといえば防塵防滴性能も優れたセールスポイントの一つです。
このモミジとガクアジサイの写真は同じ日に撮ったのですが、モミジの写真に写っているように結構な勢いで雨が降っている日でしたが、防滴仕様のレンズとの組み合わせなら、レインカバーを付けなくても安心して撮影に集中することができるので、雨の日の撮影が楽しくなります。
続いては、高感度性能を活かした作品を紹介いたします。
ISO25600で夜の空港を撮影しました。
強い光が当たっている部分では高感度ノイズが若干目立ちますが、感覚的には従来の機種でISO3200~6400辺りで撮った時と変わらない滑らかさを保っています。
完全に陽が落ちた後の撮影でも1/125秒のシャッタースピードを維持できているので、機体の被写体ブレも少なく鮮明な夜景が撮れました。
この日はあいにくの天気で、滑走路の奥に広がる街の夜景は霞んでしまっていますが、空気の澄んだ秋以降のリベンジがとっても楽しみです。
続いては更に高感度を使った作品で、この時はPENTAXならではのTAvモードを使って撮影をしました。
高感度ノイズリダクションの設定はオートにして、ISO感度の設定と高感度ノイズの処理は完全にカメラ任せにしていますが、ご覧のような滑らかさで撮ることができました。
シャッター速度を上げることで余分な光を拾わないように撮影してみると、暗い部分に漏れる光が抑えられて、予想以上にノイズの少ない作品になりました。
高感度が使えるお陰で、従来だと絞り開放で撮るしかなかったようなシチュエーションでも、絞りを使って好みのボケ具合が得られるようになりました。
この作品では絞りを若干絞って、奥の水槽のディテールが残るように撮ることができました。
このような奥行きのある水槽を絞り開放で撮ると前後の魚のディテールがボケ過ぎてしまううえ、ピントが合っているはずの魚も被写体ブレで全体的に魚の姿がボンヤリとした作品になってしまう事が多いのですが、TAvモードで絞りを絞りつつシャッタースピードを上げて撮ることで、金魚の姿がはっきりとした作品になりました。
このようなイベント会場では三脚が使用できないので、手持ちで撮影するしかないような環境で高感度が使えるということは、とっても心強いセールスポイントです!
やはりペンタックスユーザー歴の長い高野様のレビューは説得力がありますね。
お忙しい中、御寄稿いただきありがとうございました。