パナソニック GX8+100-400mm / F4.0-6.3 ASPH商品レビュー

こんにちは、カメラ担当 吉冨です。

今回、ご紹介しますのはパナソニック「LUMIX DMC-GX8」と「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH」です。

「LUMIX DMC-GX8」はマイクロフォーサーズ規格ですので「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3」との組み合わせで35mm換算で、200-800mmの超望遠レンズになります。

大きさの印象としては、他社の一眼レフレンズ、70-200mmのF4通しに似た感じでしょうか。この大きさでテレ端800mmとは思えないサイズ感です。


簡単に「LUMIX DMC-GX8」と「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3」のスペックを紹介します。

「LUMIX DMC-GX8」

  • 新開発の有効画素数2030万Live MOS センサーを搭載で従来機(GX7)より解像力が15%アップ
  • ボディ側とレンズ側の補正を連動させる、6コントロール手ブレ補正システム「Dual I.S.」を搭載
  • 画面に写るすべての被写体との距離を瞬時に算出する空間認識技術で高速AFが可能
  • チルト式大型、高解像約236万ドットのライブビューファインダー搭載
  • タッチパネル可能なフリーアングル液晶モニターを搭載
  • 防塵・防滴仕様
  • 4Kフォト搭載で約800万画素、秒間30コマの撮影が可能

 

「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3」

  • 35mm換算200-800mm超望遠ズーム
  • ライカの厳しい光学基準をクリアした、ズーム全域で優れた光学性能
  • 全長約172mm、重さ1kg以下の小型・軽量サイズ
  • 防塵・防滴仕様
  • ズームリングロック・内蔵スライド式フード搭載
  • 手振れ補正機構POWER O.I.S.搭載

これらの機材を持って「伊丹昆虫館」「大阪国際空港」に行ってきましたので、撮影した写真で使用レビューといきましょう!

まずは「伊丹昆虫館」です。

カメラの設定はフォーカスポイント中央一点、AF動作をAFC(コンティニュアスAF)にしての撮影です。

AFCの場合にも空間認識AFは働いているので、素早く動く被写体にも迷うことなくピントがしっかり食い付いてくれます。



最短撮影距離1.3m、最大撮影倍率0.5倍なので蝶などの小さな被写体でも、このように大きく写し撮ることが出来ます。

ここまで大きいと綺麗な蝶も、ちょっと怖いですね・・・



4Kフォト切り出し

上の写真は、4Kフォト切り出しのワンカットです。高画素で秒30コマで撮ることが出来るので、決定的瞬間を逃すことがなく安心感を持って撮影できます。

ただ、機敏に動く被写体や被写界深度の浅い場面では、一度ピントが外れると再びピントが合わなくなるといったことがあったので、撮影シーンを見極めて使う必要がありそうです。



ピント面はシャープにキリッと描写してくれます。

ボケ味も、さすがライカレンズと言った柔らかい写りをしてくれます。絞り羽の形式は9枚羽の円形虹彩絞り採用なので点光源がでるようなシーンでも安心して撮影できます。



続いて、「大阪国際空港」です。

カメラの設定は、フォーカスポイント中央部5点、AF動作はAFCで、秒6コマの高速連写を行いました。

低空飛行から、着陸に入る寸前で速度200km超出ている被写体ですが、連写30コマで一度もピントがずれることなく、しっかり追いかけてくれます。

曇り空に、白い機体とカメラには厳しいコントラストの低いシーンですが、高い追従性能をみせてくれました。



夕暮れ時になり、シャッタースピードもどんどん遅くなっていきます。

手振れをおこしやすいシーンでも、カメラ側+レンズ側の手ブレ補正システム「Dual I.S.」搭載で強力にカバーしてくれます。

今回の撮影は三脚は一切使わず、すべて手持ちでの撮影でしたがテレ端400mm側でシャッタースピード1/20でも手振れをおこさずに撮影することが出来ました。

また、暗い場所でも正確にピントを合わせてくれる-4EV対応なので夜の撮影でも安心して撮影に挑むことが出来ます。


ISO1600

ISO12800

ISO1600とISO12800での高感度の撮影です。

ISO1600といった高感度域でもノイズは、ほとんど見られずISO6400までが常用感度です。

ISO12800では、ノイズは見られるものの立体感は損なっておらずディテールをしっかり残しており非常用では使えるといった感じです。



焦点距離400mmテレ端、ノートリミングの写真です。

GX8の新開発2030万画素センサーと相まって、月のクレーターを見ることが出来る程の解像力です。

35mm換算800mmともなれば、ここまでトリミングなしで大きく写し撮ることができます。




その他、写真もご覧いただきたいと思います。

SS640 F7.1 ISO2000 焦点距離400mm

4Kフォト切り出し SS320 F9.0 ISO1600 焦点距離100mm

SS1300 F6.3 ISO1600 焦点距離400mm

SS1300 F7.1 ISO1600 焦点距離400mm


今回、使用してみて感じたことはオートフォーカスのスピードの速さ、コンティニュアスAFの精度の高さには、とても驚きました。

これもパナソニック独自の技術「空間認識AF」が可能にしてることで、他社にはマネの出来ない部分です。

画質面でも一眼レフと同等か、それ以上の解像力がありマイクロフォーサーズだからセンサー小さいし・・・といったマイナスの面は感じない性能です。

特に望遠域のレンズを良く使う方には焦点距離も35mm換算で2倍相当になって、さらにサイズもコンパクトといったメリットがたくさんあります。

4Kフォトや空間認識AF等、多くの最新技術を積んでおり一眼レフにも劣らない画質とAF性能をもった素晴らしいカメラです。


この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 吉冨まで

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