こんにちは。 カメラ担当の池田です。
今回は「オリンパス OM-D E-M1 MarkⅡ」の使用レビューをご紹介したいと思います。
この「OM-D E-M1 MarkⅡ」は、前モデルのE-M1より大きく進化しており、1回のブログでその魅力をお伝えするのは難しいので、何回かに分けてその進化点をご紹介していきたいと思います。
第1回目の今回は手ブレ補正についてです。
とは言っても、今回が最初なので簡単にスペックをご紹介いたします。
- 20M Live MOSセンサー搭載で高画素化(約2037万画素)を実現
- カメラ単体で約5.5段、手ブレ補正機構を搭載したMズイコーレンズとの組み合わせでは最大で約6.5段分の手ブレ補正が可能。
- AF/AE追従で、最高18コマの高速連写。AF/AE固定では最高約60コマの超高速連写が可能。
- 121点オールクロス像面位相差AFと高速画像処理エンジンTruePicⅧにより、高精度なAFを実現。追従性能も格段にアップ。
- シャッターボタンを押した瞬間から遡って最大14コマまでを記録するプロキャプチャーモード搭載。
- 35mm換算0.74倍の高倍率電子ビューファインダー搭載。撮影時のブラックアウト時間も大幅に短縮。
- 防塵・防滴・耐低温設計の強靭なボディ。シャッター耐久は20万回。
- ライブコンポジット・深度合成モードなど人気の機能も搭載。
などなど、簡単にご紹介するだけでこんなにあります。まだまだご紹介したいところがたくさんあるのですが、それはまた、別の機会にご紹介していきたいと思います。
それでは今回の本題、「手ブレ補正効果」についてご紹介していきたいと思います。
シャッタースピード2秒でもブレない!?を検証する
E-M1 MarkⅡはあらゆる手ブレに対応する5軸手ブレ補正機能をボディ内に搭載しており、その補正効果は最大で5.5段とOM-D史上最大となっています。さらに手ブレ補正機構を搭載したMズイコーレンズとの組み合わせでは5軸シンクロ補正となり、手ブレ補正効果がさらに向上します。新製品のMズイコー ED 12-100mm/F4.0 IS PROとの組み合わせでは、最大6.5段の補正効果が得られます。
オリンパスさんの話ではシャッタースピード2秒という超低速シャッターでも手ブレしないということ。雑誌にも同じようなことが書いてました。「またまた冗談を!」とツッコミたくなるようなことですよね。これが本当ならスゴイ事です。
それでは、その手ブレ補正効果がどれほどのものなのか。私が実際に撮影してきましたので、その写真をご覧いただければと思います。レンズは手ブレ補正効果が一番発揮できる新製品、Mズイコー ED 12-100mm/F4.0 IS PROを使用しています。
まずは、御堂筋のイルミネーション撮影。
噂のシャッタースピード2秒で撮ってみました。
少し拡大してみます。
見事に手ブレせずに撮ることができました。撮影している時は絶対にブレていると思っていたのですが、その場で撮影画像を見てビックリ。ちゃんと止まってるではありませんか。
シャッタースピードが2秒の証拠として、車のヘッドライトの光が軌跡となって写ってますよね。「オリンパスさんが言っていたことは本当だったんだ!」と思いました(笑)
私が撮影してブレない確率は50%ぐらいでしょうか。やはり2秒ともなればブレているものもありました。2秒でこの確率ですので、1秒ならほぼ100%に近い確率で撮影できました。
その他、シャッタースピード2秒で撮影した画像をご覧ください。
見事に2枚ともブレていません。恐れ入りました。
シャッタースピード2秒で撮影できることを証明したE-M1 MarkⅡ。それより速いシャッタースピードならもっと確率を上げて撮影できます。
上の写真はシャッタースピード1秒で撮影しています。1秒ならかなりの確率で止まります。
この写真はシャッタースピード1/6秒で撮影。さらにオリンパスの機能のひとつ、アートフィルター「ファンタジックフォーカス」を使用しています。1/6秒というシャッタースピードは、他の機種ではかなり危険な領域ですが、E-M1 MarkⅡなら余裕で?撮影できます。
この写真は、レンズを望遠側の100mmで撮影していますので、シャッタースピードを少し速くしています。と言っても1/8秒程度のスローシャッターです。でも、E-M1 MarkⅡなら、このスピードでも安心して撮影できます。
まとめ:手ブレ補正は間違いなく最強
以上、今回は手ブレ補正についてのレビューを書きましたが、本当にこの補正効果には驚きました。
さすが6.5段補正!三脚なしでは撮影できなかった写真が簡単に手持ちで撮れることに感動しました。シャッタースピードを遅くできるということは、ISO感度を低くでき画質の向上にもつながります。今回は夜の写真でテストしましたが、日中でも渓流や滝の流れを表現したり、風で揺れる花をブラして写真に風を写す表現ができたりと可能性は広がります。
もちろん2秒まで遅くして撮影する必要はありません。上でも書きましたが、それ以上速いシャッタースピードで撮影すれば、ブレる確率はグッと下がり、よりキレイな写真が撮れることでしょう。
最後に一言。E-M1 MarkⅡの手ブレ補正は最強です。
12月下旬の発売日が待ち遠しいですね~。
第二回レビュー:オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ使用レビュー 【AF・連写編】
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで