こんにちは、カメラ担当 吉冨です。
今回、ご紹介しますのはパナソニックから2014年2月に発売されました大口径レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2」です。
ライカの厳しい光学基準をクリアした、高い描写力の証「LEICA」の名が前枠に刻印されています。
アルミ削り出しの高級感のある外装で、開放F1.2の大口径レンズだとは思えないほどコンパクトなサイズ感と程よい重みで、使い心地の良いレンズです。
まずは、簡単なスペックをご紹介します・・・
- 35mm判換算で85mm単焦点で、ポートレート撮影等に最適な画角です。
- 非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚を含む11群14枚構成で高い描写力を誇ります。
- 絞り羽9枚羽の円形虹彩絞りで美しいボケ味を描きます。
- 手ブレ補正POWER O.I.S.搭載で快適に撮影が行えます。
- 最短撮影距離も0.5mと、短いので様々な被写体に合わせて撮影が行えます。
などがあげられます。
今回このレンズをパナソニック DMC-G7に付けて梅田周辺で撮影を行いましたので、ご紹介します!
まずは、絞り値別の解像力をチェックです。
こちらの写真の中心部分を等倍で拡大して比較してみます。
F8付近がもっとも解像力が高くなりF11~F16まで絞ると回折現象の為か、徐々に解像度が低下するといった結果です。上記の写真をご覧の通り、開放F1.2から驚くほど解像しています。
また、周辺部は多少の周辺光量落ちは見られたもののF2以上まで絞ることで、周辺光量落ちを抑えることができます。
最短撮影距離付近の撮影でも大口径レンズに見られることが多い色の滲みは、ほとんど見られず、ボケ感もやわらかな印象です。
オートフォーカスも240fpsに対応しており、高速AFが可能です。開放絞り値F1.2の非常に狭い被写界深度でも迷うことも少なく、ピントを外すことは、ほとんどありませんでした。
静音性にも優れており、ほぼ無音で撮影が出来るので、かなり鳩に近づいて撮影することができました。
動物の撮影や、静かな店内での撮影も気軽におこなえます。
逆光耐性は高くフレアやゴーストは、ほとんど出てこないものの角度によっては赤いフレア、緑のゴーストが見られるカットがありました。
逆光のシーンを撮影する場合には付属のメタルフードを装着することで、高い確率でフレア、ゴーストを防ぐことが出来ます。
その他にも、作例を紹介します。
実際に使用しての印象は、フォーカススピードも速く、駆動音も静かで描写力も高いので普段使いにはもってこいのレンズだと感じました。
開放F1.2から気になる収差はなく、良い意味で現代のレンズらしくない、やわらかなボケ味を見せてくれます。
遠景の描写性能も高く、開放値付近からしっかり解像するシャープな写りで、スナップからポートレート、風景等、様々なシーンに対応する、すばらしいレンズです。
マイクロフォーサーズユーザーの方で大口径レンズを探されてる方には、オススメの一本です!
以上、この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 吉冨まで