こんにちは。 カメラ担当の池田です。
引き続きCP+2017のレポートです。
今回はシグマブースです。
CP+直前の2月21日に新製品のレンズが4本発表されました。その4本すべてがフルサイズ対応のレンズです。
まずはその中で、個人的に一番気になるレンズは「100-400mm/F5-6.3 DG OS HSM Contemporary」です。
このレンズの魅力は大きさでしょう。400mmレンズでありながら、レンズ径は67mmで重量も1,160gとこのクラスの望遠ズームレンズとしてはかなり軽量となっています。
写真で見るとフードも付いているので大きく見えますが、フードをはずしてみると・・・
こんな感じで手のひらにのってしまうくらいの大きさです。イメージとしては、70-300mmのレンズをほんの少しだけ大きくした感じです。
もちろん手ブレ補正機能付きで、オートフォーカスも純正レンズに負けないくらいの速さでした。
価格は未定ながら気になる1本です。
発売日は未定。 対応マウントはシグマ、キヤノン、ニコンです。
続いては大口径標準ズームの定番レンズ「24-70mm/F2.8 DG OS HSM Art」です。
このレンズは最新の高画素一眼レフに対応するために発売されました。デザインもArtらしく、高級感たっぷり。高画質を実現しただけでなく、高速AF、補正効果の高い手ブレ補正機能が搭載されています。
マウント部にはゴムのシーリングにより、簡易防塵・防滴仕様となっています。
発売日、価格は未定。 対応マウントはシグマ、キヤノン、ニコンです。
続いては超広角単焦点レンズ。
世界初!開放F値1.8を実現しました「14mm/F1.8 DG HSM Art」です。
新製品の中で、このレンズだけは触れるものがありませんでした。
レンズが明るいということで、今流行りの星景写真などには重宝する1本ではないでしょうか。
また、超広角レンズでありながらディスト―ションがしっかりと抑えられ、またフレア、ゴーストにも強い光学設計になっているようです。
最短撮影距離は27cmで、被写体に近寄って撮影すればF1.8ということもあり、大きなボケも期待できそうです。
発売日、価格は未定。 対応マウントはシグマ、キヤノン、ニコンです。
最後は中望遠レンズ「135mm/F1.8 DG HSM Art」です。
このレンズもカメラの高画素化を意識したレンズで、最新の光学設計で仕上がった1本で、開放F値からシャープでキレのある画像とキレイなボケ味が得られます。実際に撮影してみると、本当にボケ味が最高にキレイでした。
しかし正直な感想として・・・とても重たいです。でも重たいだけの仕事はしてくれると確信できるレンズでした。
135mmという画角、ポートレート撮影で使ってみたいですね!
シグマさんの話によると、Artシリーズは贅沢なレンズ構成になっているとのこと。と言いますのも、純正レンズであれば撮影後にソフトでレンズ補正ができ収差などを抑えることができます。しかしシグマのレンズはソフトで補正ができませんので、レンズ設計の時点で、収差が極力出ないようにしているようです。だから描写力にこだわったArtシリーズのレンズは重たくなってしまうのです。
以上、シグマブースの様子でした。