こんにちは。 カメラ担当の池田です。
北の方からは紅葉の便りが聞こえ始めましたね。信州あたりでも、標高が2000メートル以上の所だと、10月上旬には紅葉のピークを迎えます。
そんな紅葉が待ち遠しい季節ですが、このたび但馬の名瀑を巡ってきました。
今回の相棒はフジフィルム「X-T1」です。
レンズはXF18-135/3.5-5.6 OIS WRとXF10-24/4 OISです。
この商品については、以前にも使用レビューを書いたこともある私お気に入りのカメラです。今回は私の好きな滝と好きなカメラ「X-T1」とのコラボです(笑)
まずは早朝、最近人気が急上昇している猿壺の滝へ。
この滝の魅力はなんと言っても苔の緑!
しかし、近年は人気のスポットになってしまい、その美しい苔が踏み荒らされているとか・・・。
実際にこの目で確認してきました。
猿壺の滝の入口にはこのような看板があります。
途中、沢を歩きますので長靴を履いて行きます。
滝へのアプローチの道はこんな感じです。迷うことはありません。
入口から10分ほど歩きますと滝が見えてきます。
これが猿壺の滝の全景です。
どうですか?落差はありませんが、雰囲気は最高でしょ!
この滝が色んな角度から撮影ができます。
フィルムシュミレーションモードをベルビアモードに設定して色々と撮影してみました。
こんな感じです。
?緑の発色と暗部の締まりが素晴らしいと思いませんか?
画像はすべてJPEGでデジタル加工などはしていませんよ。
X-T1はJPEGで作品づくりができるカメラなんですよね~。
続いて訪れたのはシワガラの滝。
ここは某テレビ番組で紹介されて以来、注目を浴びている神秘的な滝です。
この滝の魅力は洞窟に流れ落ちる滝と周囲の緑です。
但し、この滝へのアプローチはアップダウンのある少しハードな道のりです。
途中からは川の中を歩きますので、長靴を持って行きます。
滝入口の看板。 何か注意事項が書いてますねぇ~。
マムシ、ハチ、クマに注意!!
カメラバッグに熊避け鈴をつけて、いざ出発!
急斜面のところも多いので、細心の注意を払っていきます。
入口から歩くこと約1kmで谷底に到着。
ここで長靴に履き替えます。
ここから約100m歩くと・・・見えて来ました洞窟が!
洞窟へは川の中を歩いて行きます。
そして、これがシワガラの滝です。
洞窟に流れ落ちる滝、何とも神秘的です。
ここへは過去に数回訪れていますが、毎回100枚以上の写真を撮っています。
ロケーションが抜群に良いので、何度行っても飽きません。
ここでは仕上がりの色を決めるフィルムシュミレーションの違いを試してみました。
まずは私の基本設定ベルビアモードで撮影。
若干、緑色が飽和気味でしたので、プロビアモードに変更して撮影。
緑の階調がキレイに再現できました。
風景写真であっても、フィルムシュミレーションはシーンに合わせて変更しなければいけませんね。
また、このシワガラの滝ではXF10-24/4 OIS が大活躍!
撮影場所が洞窟の中ですから、後ろに引きが取れないのです。
ここを訪れる場合は超広角レンズは必須ですよ。
そして、今回の撮影では色んな植物に出会いました。
そのひとつギンリョウソウです。
下の写真はXF18-135で撮影しました。
このレンズは最短撮影距離が45cm(マクロ時)ですから、小さな花もそこそこの大きさで撮影できる優れものです。
ボケ味はキレイとは言えませんが、これだけ撮れれば十分ですよね。
そして、次の写真はXF10-24の超広角レンズで接近して撮影しました。
このレンズの最短撮影距離は24cm(マクロ時)ですので、かなり近寄ることができます。
こんな感じで・・・。
先ほどのXF18-135の写真と比較をしてみてください。
レンズの画角の違いで、背景の入り方が大きく違ってきます。
超広角レンズで接写すると背景が多く入り、どのような場所に咲いている花かを表現できます。一方、XF18-135のレンズでは極端な話、同じ花ならどこで撮影しても同じに見えてしまうのです。人それぞれ好みはあるかとは思いますが、個人的には超広角レンズでのマクロ撮影が好きです。
意外に知られていない広角マクロ撮影。この秋、ぜひトライしてみてください!
今回、X-T1を使用して改めて色の良さを実感しました。
長い間リバーサルフィルム(ベルビア)で風景撮影していた私にとっては、フジフィルムのXシリーズの発色はたまらなく好きです。
パソコンが苦手でRAW現像なんてできないと悩んでいる方にもオススメですよ。
ぜひ、店頭に見に来てください!
最後に、猿壺の滝の状況ですが、思っていたほど荒れてはいませんでした。
でも数年前と比べると苔の量は確実に減っています。
撮影に行かれる方は、できる限り踏まないように注意してくださいね。
この記事に関するお問い合わせは、カメラ担当 池田まで