フジフイルム X30 使用レビュー 

こんにちは。 カメラ担当の池田です。

みなさん、紅葉撮影を楽しんでおられますか?

標高の高い山の紅葉は終わりましたが、

これからは平野部の紅葉が見頃を迎えますね。

私は今回ご紹介するフジフィルムのプレミアムコンパクトカメラX30と共に、

長野県乗鞍高原と兵庫県扇ノ山の紅葉を撮影してきましたので、

その使用レビューを書いてみたいと思います。


簡単にスペックのご紹介・・・。

①有効画素数1200万画素 2/3型X-Trans CMOSⅡセンサー

②新開発約236万ドットの有機EL電子ビューファインダー

③人気の色づくり「フィルムシュミレーション」に「クラシッククローム」を追加

④フジノン光学4倍マニュアルズームレンズ(35ミリ換算28mm~112mm相当)

⑤1cmのスーパーマクロ機能

などなど。


まずはX30の外観から。

コンパクトでクラシカルなデザインがとても素敵ですよね!

写真はブラックですが、シルバーもあります。


次に操作性。

コンパクトデジカメは電動ズームが多いのですが、このX30には下の写真のように手動のズームリングが付いています。

これにより、微妙なズーミングが可能となり、思い通りの構図で撮影することができます。

そしてもう1つ!

下の写真をご覧ください。

レンズの根元にコントロールリングがついています。

これを回すことで、絞り値などを直観的に設定することができます。

フィルム時代からカメラを趣味にされている方にとっては、レンズ部分で絞りを合わせれるのは嬉しい限りです。


そして、このX30のファンダーはとても素晴らしい出来です!

大きくて、高精細で非常に見やすい贅沢なファインダーとなっています。

ミラーレス一眼のX-T1に負けていませんよ~。


それでは、実際にX30で撮影した写真をご覧ください。

まずは10月22日に訪れた長野県乗鞍高原付近の写真です。

紅葉ということで、フィルムシュミレーションは「ベルビア」モード。

雨天での撮影でしたが、とてもキレイに描写してくれてます。

ここで、Xシリーズに初めて搭載されたフィルムシュミレーションの「クラシッククローム」で撮影してみました。

鮮やかさはないものの、落ち着いた深みのある描写になりました。

シーンによってはかなり使えそうです。


でも私の好みは「ベルビア」です。

ですから、ご紹介している写真のほとんどが「ベルビア」モードです。

カラマツの黄葉も見頃でした。

川沿いの色とりどりの紅葉。

遠景の描写もなかなかのもんです。

一眼顔負けの描写と言っても過言ではありません。


乗鞍高原の帰りに立ち寄った岐阜県の平湯大滝。

迫力のある水量を表現するため、シャッター速度は1/250秒で撮影。

雨天の撮影は大変ですが、ガス(霧)が出て幻想的です。


続いて10月29日の訪れた兵庫と鳥取県の県境の山、扇ノ山の写真です。

撮影ポイントの標高1200メートルあたりの紅葉は終わっていましたが、

ここでも霧が発生し幻想的な風景を見ることができました。

このシーンでも「クラシッククローム」で撮影。

意外にも霧の風景に合う設定なのかもしれません。

なかなか良い色再現をしてくれました。


この扇ノ山の魅力は美しいブナ林です。

ブナ林にいると心身ともに癒されます。

下の写真が「根性ブナ」です。

どうやったらこんな形になるんでしょう??

自然の力は本当に未知ですね。


下の写真は林道で撮影したブナの大木です。

画質を確認するため、中心付近を拡大してみます。

手持ち撮影ですが、ブレずに葉っぱ1枚1枚キレイに描写されています。

恐るべし、フジX30!


そして、マクロ撮影も試してみました。

広角側では1cmまで寄れます。

まずは雨露の付いた葉っぱ。

そして、近所の土手で撮影したバッタ。

広角でのマクロ撮影ですが、背景のボケ味もキレイだと思います。

明るいレンズ(F2.0)のおかげですかね~。


最後にグルメ情報!

乗鞍高原で食べた蕎麦屋「中之屋」さん。

2皿で1人前。

新そば使用で風味抜群! とても美味しかったです。


そして扇ノ山の帰りに立ち寄ったこれまた蕎麦屋「床瀬そば」さん。

神鍋高原から車で約10分のところにあります。

ここのお蕎麦はつなぎに自然薯を使用しており、風味もコシも最高です!

ちなみにお蕎麦の2枚の写真もX30で撮影しています。

ISO感度は800ですが、ノイズも少なくキレイです。

やはりフジさん、高感度もキレイですね!


ということで、長々と書いてしまいましたがフジフィルムのX30はデジタル一眼のサブ機としてはもちろん、メイン機として作品づくりができるカメラです。

店頭展示もしておりますので、近くへお越しの際はお立ち寄りくださいませ。


この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで