ペン先の妙
先日「長刀研ぎが・・・」とつぶやいた所「長刀研ぎとはなんぞや?」とのご質問が有りましたので
本日は長刀研ぎを少し・・・
1 日本字の為のペン先
万年筆 ペンといえば欧米のもの、筆記体に代表される流れる様な書体は結構イケルんですが、
トメ ハネ ハライで構成された日本の字にはあまり・・・なものでした
そこで、筆の様に書けるペン先を!!と国内メーカーが持てる技術を結集して生み出したペン先だったのですが、
悲しいかな戦後の大量生産、安価な筆記具の登場といった中で職人の手がかかるこのペン先はまさに「消えゆく伝統技術」となりかけていました。
そんな中、セーラー社が復活させたこのペン先、本当に日本字の為と言ったペン先です
(詳しくはセーラー社HP)
2 一粒で二度おいしい!
アーモンドグリコ(知って人は30代以上か・・・)じゃないですが、このペン先表裏で書けてしまいます!!
普通万年筆をひっくり返して書くなんて御法度なんですが、こいつは違います!!
まずは通常使用
続けてひっくり返して・・・
これなら手帳も手紙も一本でOK!!な1本です(余りやるとペン先を傷めるとも・・・)
とまあ、長刀研ぎのご紹介を致しましたがこのペン先、特注で更に凄まじいものがあるそうでして、
その奥深さは知れば知る程・・・はまりそうで怖いです
まあ、先日のモンブランがライカなら、このセーラー社はニコン(海軍つながりと職人業がちゃんと継承されているって所で・・・)ですかねえ
こちら心斎橋本店もですが、東京にございます弊社グループのレモン社(クリックでレモン社ホームページに移動します)は更に多数お取り扱いしております!!
東京に出張、ご旅行等で行かれる際は是非レモン社にもお立ち寄り下さい
心斎橋本店(嫁さんはプラチナの金魚派)中古担当 まえだ
追伸 長刀研ぎのペン先がどう違うのかとのご質問がありましたのでご紹介を・・・
通常ペン先(パーカー ソネット 中字)
長刀研ぎペン先(セーラー プロフィット21 ナガサワオリジナル 中字)
このギュイっと刀の様に研ぎ出されたペン先、これが「長刀研ぎ」です!!ああ・・・カッコイイ・・・