こんにちは。
滝マニアのカメラ担当 池田です。
滝の撮影地情報も今回が最後です。
今回は前2回で紹介した滝より少しハードルが高くなり、歩行距離1km以上の滝をご紹介いたします。
なぜ、そんなツライ思いをして滝を見に行くのか?と感じる人も多いでしょう。しかし、一生懸命歩いて滝に辿り着いた時には、素晴らしい光景がご褒美となり、疲れを癒してくれます。
今回は滝ごとに私なりの難易度をつけてみました。★の数が多いほど難易度が高い。?
まずは、鳥取県琴浦町にある大山滝。 難易度:★
?落差42メートルの2段の美しい滝で「日本の滝百選」にも選ばれています。
駐車場からは良く整備された遊歩道を歩くこと約30~40分で到着しますが、アップダウンもあり結構疲れた記憶があります。
私が訪瀑したのは9月だったのですが、道中は虫が非常に多く刺されはしなかったものの、とてもやっかいでした。虫よけスプレー、長袖、長ズボン着用などの対策をオススメします。
次は、兵庫県新温泉町にあるシワガラの滝。 難易度:★★
?落差は約10メートルほどですが、洞窟の中に流れ落ちる神秘的な滝として、写真家や滝愛好家の中では有名です。また洞窟の周辺の緑も美しく、その光景を見ると疲れが吹っ飛びます。
駐車場からは徒歩約40分。しっかりとした滝へのアプローチの道はあるものの、アップダウンもあり、途中ロープ伝いに急斜面を降りる所もあり油断は禁物です。
また、この滝を訪れる際は、山登りと沢歩きをしないといけませんので、長靴は必携です。ハイキングシューズを履いて歩き、沢に下りたら長靴に履きかえるといった感じです。
それと、このあたりは熊の生息域で数も多いところです。出来る限り単独行は避け、熊除け対策は万全にお出かけください。
次も兵庫県です。養父市にある天滝。 難易度:★
落差98メートルは圧巻で、名前の通りまさに天から降ってくるような滝です。
「日本の滝百選」と「森林浴の森百選」にも選ばれています。
駐車場からは約1.2kmで遊歩道を歩くこと約40分。多少アップダウンはあるものの、遊歩道沿いの渓谷のせせらぎがとても心地よく、疲れを忘れさせてくれます。
滝の前に着いた時には、あまりの迫力にきっと感動する事でしょう!
最後は私が訪瀑した中で、一番時間もかかりも危険度も高かった滝です。
それだけに滝を見た時の感動は今でも忘れていません。
その滝は、奈良県天川村にある双門の滝です。 難易度:★★★
※フィルムプリントのスキャンデータですので、色が悪くて申し訳ありません。
落差は70メートルで「日本の滝百選」にも選ばれています。
切り立つ断崖絶壁から流れ落ちる姿が豪快な滝です。
この滝までは、徒歩4時間以上!登りの傾斜もきつく、多くのはしごをよじ登らなければなりません。少しでも脚を踏み外したら谷へ転落なんていう危険箇所もあります。
?かなりの上級者向けコースと言えます。自信のない方は行かないようにお願いいたします。
以上、今回は少しハードな滝を紹介しましたので、もし滝に行かれる際は十分ご注意ください。
これまで3回に分けて滝の撮影地情報をご紹介してきましたが、兵庫県が多かったことをご了承ください。?
日本は滝王国とも言われています。ご自身でお気に入りの滝を見つけて、素敵な作品を撮ってください!
また、滝の情報や撮り方などのお話をしたいという方、店頭でお待ちしております。
最後までお付き合いありがとうございました。
カメラのナニワ 心斎橋本店 カメラ担当 池田