風景写真の必需品! PLフィルターの使い方
こんにちは。 カメラ担当の池田です。
今回は風景写真を撮影する際の必需品PLフィルターの使い方について、
私なりのちょっとしたアドバイスをさせていただきます。
まずは、PLフィルターまたは偏光フィルターと呼ばれているこのフィルター。
効果はと言いますと・・・コントラストを高めて色彩を鮮やかにしたり、
反射を除去したりすることができます。
上の写真のように「鮮やかに青空の色を濃くするフィルター」と思っている方も多いみたいですね。
逆に晴天時じゃないと、あまり効果がないと思っている方も多いようです。
「青空を濃く」だけが効果のフィルターではありません。
反射除去の効果が被写体本来の色を出してくれて、ステキな風景写真になります。
下の写真がPLフィルターによる反射除去効果の違いです。
まずはPLフィルターなしの写真です。
岩が反射していますよね。
次にPLフィルターありの写真です。
岩と緑の葉の反射がとれて、写真に締まりが出ましたよね。
この写真は曇天で撮影したものです。
PLフィルターはこのような曇天でも効果があるんですよ。
次はちょっとしたテクニック!
PLフィルターはフィルター前枠を回転させて効果を調整、確認するのですが、
状況に応じてその効果を調整してみましょう!
まずはPL効果100%の写真
水面の反射が除去され、土の色もはっきりしています。
次はPL効果50%の写真
水面の反射が表れはじめ、背景の水のボケが多くなりました。
最後はPL効果0%の写真
水面反射、水のボケがさらに多くなり、少しやわらかい雰囲気に仕上がりました。
個人的には効果0%が好きです。
ということで、PLフィルターはどんな状況でも最大限効かせるのではなく、
そのシーンや自分のあったイメージで効果を調整してみてください。
ブログの言葉だけではわからないと言う方は、店頭へお越しください!
出来る限りのアドバイスをさせていただきます。
お待ちしております。
今回の撮影機材
キヤノン EOS7D
ニコン D5000
ケンコー PRO1D C-PLフィルター