こんにちは。カメラ担当の池田です。
さて、今回は今年2月に発売されましたフジフィルムX-T1のご紹介をしたいと思います。
このX-T1、ずっとフィルム(特にリバーサルフィルム)を使っていた方に人気のカメラです。
その理由は・・・ズバリ!色が良いから。
やはりフィルムメーカーがつくるカメラだからでしょうか。
そこで、今回はそのX-T1を持って
長野県王滝村自然湖~阿寺渓谷~付知峡と回って実写してきました。
私の使用レビューをちょっと書いてみたいと思います。
その前にX-T1(ミラーレス一眼)のスペックを簡単に紹介。
①236万ドット有機EL電子ファインダー搭載
②1630万画素 ローパスフィルターレス
③防塵・防滴・耐低温-10℃のタフネス性能
④フィルム再現に基づいた色再現。フィルムシュミレーション機能
⑤高速起動・高速AF・高速連写(8コマ/秒)
それでは実写です。
まずは早朝の王滝村自然湖
フジX-T1 フィルムシュミレーション:ベルビア
早朝の雰囲気と緑の色がとてもキレイに再現できました。
同じ状況、同じような設定で私の愛機EOS7Dでも撮影してみました。
キヤノンEOS7D ピクチャースタイル:風景
若干の露出差はあるものの、色が浅い感じです。
この勝負、X-T1の勝利!
続いて少し明るくなった自然湖。
フジX-T1 フィルムシュミレーション:ベルビア
青味が少し強調されて、早朝のさわやかな雰囲気になりました!
次は少し場所を変えて、陽にあたる新緑を撮影。
フジX-T1 フィルムシュミレーション:ベルビア
緑がとても鮮やかに再現されてGood!
デジタル特有のいやらしい緑ではありません。
同じ状況をキヤノンで撮ると・・・
キヤノンEOS7D ピクチャースタイル:風景
悪くはないんですが、X-T1の写真を見てからだと見劣りしますね。
この勝負もX-T1の勝利! 2勝目。
次は大きく移動して水の透明度がキレイな阿寺渓谷で撮影。
フジX-T1 フィルムシュミレーション:ベルビア
透明度の高い水をキレイに再現できましたが、
この日はコントラストが高かったため、左の白い岩の質感がうまく再現できていません。
そこで、カメラの機能にあるハイライトトーンを標準からソフトに変更して撮影。
すると・・・
左側の白い岩の質感が上手く再現できました。
わかりにくいのでちょっと拡大。
ハイライトトーン:標準 フィルムシュミレーション:ベルビア
ハイライトトーン:ソフト フィルムシュミレーション:ベルビア
違いわかってもらえましたか?
岩の質感、階調が出ましたよね!
他社のカメラにもこれに似た機能が搭載されていますが、
フジX-T1のこのハイライトトーンの調整もかなり有効です。
そして、最後は岐阜県中津川市の付知峡で撮影。
ここでは、フジフィルムXシリーズならではのフィルムシュミレーションブラケットで撮影。
フィルムシュミレーションブラケットとは1度のシャッターで、
3種のフィルムシュミレーションを記録してくれる機能です。
今回はプロビア、ベルビア、モノクロで撮影してみました。
まずはプロビアから
次はベルビア
最後はモノクロ
どうですか?
1度のシャッターで違った色味の写真が3枚も撮れるって良い機能と思いませんか。
そして今回最後の1枚は、新製品の超広角レンズXF10-24/4Rで撮影した写真です。
超広角レンズでしか表現できない、手前から奥まで奥行きのある写真が撮れました。
ということで、今回は長々と書いてしまいましたが、
私なりの感想としては・・・
①ベルビア調の発色は風景写真家にとっては最高。
②ダイヤル操作で設定がスムーズ。
③ファインダーが見やすい。でもPLフィルターの効果はわかりにくかった。
フジX-T1は私も欲しくなる1台でした。
まだまだ書き足りません。この続きは店頭で(笑)
撮影機材
カメラ フジX-T1
レンズ フジXF18-55/2.8-4R LM OIS
フジXF10-24/4R OIS
ジッツオ 2型3段三脚
フィルター ケンコーPRO1D C-PL
※撮影日 2014.5.14
※画像はJPEGで撮影したものです。
この記事に関するお問い合わせは
カメラのナニワ心斎橋本店 池田まで
フジフィルムX-T1 使用レビュー
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