オリンパスM.ズイコーED40-150/2.8PRO使用レビュー

こんにちは。 カメラ担当 池田です。

今年も残すところあと1ヶ月ですね!

ここ数回は紅葉の撮影地情報が続きましたので、

今回は久しぶりに新製品の使用レビューを書いてみたいと思います。


今回使用した商品は「オリンパスMズイコーED40-150/2.8PRO」!

11月29日に発売されたばかりの新製品です。

OM-D E-M1とほぼ同時に発売され、高評価を得たED12-40/2.8PROの大口径望遠ズームレンズということになります。

望遠側では35ミリ換算で300ミリ相当。そしてF値は2.8!!

いわゆるサン・ニッ・パですね。

私がこのレンズで試してみたかったことは画質はもちろんのこと・・・

①オートフォーカスのスピード。世界初のリニアモーターによる「DUAL VCMフォーカスシステム」のピント合わせがいかに速いのか。

②開放F値2.8でのボケ味。

以上、2点を中心に色々と撮影してきました。

撮影の舞台となったのは、岸辺駅(鉄道)と紅葉真っ盛りの京都府亀岡市の「鍬山神社」と南丹市の「龍穏寺」です。


それでは、まずはオートフォーカスのスピードから。

まずは動く被写体をJR岸辺駅で、通過する特急列車を撮影。

瞬時にピントが合い、動きの速い被写体もバッチリです。

今度はテレコン1.4倍を装着して撮影。

普通、テレコンを装着するとオートフォーカスのスピードは遅くなるものですが、そんな風には感じませんでした。

とても速いオートフォーカスを実現しています!

あとで紹介する紅葉の写真の撮影時もまったくストレスを感じることはなく、快適に撮影することができました。


続いてボケ味。

マイクロフォーサーズはセンサーが小さいのでボケにくいと言われていますが、このレンズを使用すればそんなことはありません。

下の写真をご覧ください。

ED40-150/2.8PROのズーム中間域でF2.8で撮影。(鍬山神社)

とてもキレイで美しいボケ味です。背景に枝があるのですが、あまり気になりません。
次の写真はPENシリーズなどのダブルズームキットにセットされているED40-150/4.0-5.6Rで撮影。

F値は開放の4.5で撮影。(鍬山神社)

このレンズでもキレイなボケ味を実現していますが、背景の枝が目ざわりなのと、丸ボケが小さくなっています。もちろんのことですが、やはり開放F値2.8には勝てませんね。

他にもF2.8で撮影した画像3枚がありますので、ご覧ください。

背景のボケがとてもキレイですよね!(龍穏寺)


最短撮影距離70cmというのも魅力的!

少し前ボケを入れて落ち葉を撮影してみました。(鍬山神社)

 

夕暮れの里山。柿にピントを合わせ、背景をボカして撮影。

やわらかいボケ味がたまりません。

大きくて重くて高価なレンズ。でも、いい仕事をしてくれます。


続いて、画質の確認です。

このレンズはF2.8の開放で撮影しても素晴らしい画質が得られるそうですが、私はさらなる画質を求めて少しだけ絞って撮影してみました。

?F値4で撮影。(鍬山神社)

1段絞るだけで、画面全体でとてもキレイな描写になります。

同じ場所で縦位置構図で撮影。

三脚座が付いているので素早く横位置、縦位置の切り替えができます。


F値8で撮影。(龍穏寺)

文句なしの画質です!


F4で足元の落ち葉を撮影。(鍬山神社)

近接撮影ですが、F4でも周辺までピントがきています。

これはマイクロフォーサーズのセンサーサイズの良さが出ているのかもしれませんね。


最後に操作性。

このED40-150/2.8PROの操作性の良さは何と言ってもフード!

スライド収納式のフードとなっていますので、カメラバッグに入れる時などにフードを外す必要がいらないのです。

これは本当に超便利です。

フードを出した状態はこんな感じで・・・

フードの根元を少し回しながら手前に引く(スライドする)と・・・

ほら! 簡単に収納できました。

PLフィルター使用の時にも、とても便利でした。

この操作性は他のメーカーも真似して欲しいと思います。


今回の撮影ではボディはE-M1と組み合わせて撮影しましたが、安定感抜群でしかもボディ、レンズともに防塵防滴となります。

E-M1を使用している方に、ぜひオススメしたいレンズです!

購入されるなら、1.4倍のテレコンバーターがセットされたキットがお得ですよ。


この記事に関するお問い合わせは・・・ カメラ担当 池田まで