こんにちは。 カメラ担当 池田です。
ここ3回、フジフィルム製品の使用レビューが続きましたので、お約束通りニコン製品の使用レビューを書かせていただきます。
今回、ご紹介させていただく商品は、ニコンAF-S70-200/4G ED VRです。
70-200と言えば、風景写真やポートレート、スポーツ写真など色んな分野で使える憧れのレンズですよね!
ニコンのレンズの中では比較的新しく、発売日は2012年11月29日です。
このレンズが発売されるまでは、70-200mmと言えばF2.8の大口径で重たいレンズしかなく、女性の方やご年配の方、そして山登りをされる方には持ちたくても持てないというお声がありました。
このレンズの登場は、このような方々にとっては待望の1本だったことでしょう。
今回はD7200にこのAF-S70-200/4G VRを装着して鉄道と先日、茶屋町で開催されましたキャンドルナイトを撮影してきました。
写真とともにこのレンズの良さをご覧いただければと思います。
その前に、ちょっとだけスペックをご紹介。
①ゴーストやフレアを軽減するナノクリスタルコーティング。
②約4段分の手ブレ補正機構。
③最短撮影距離1メートルで最大撮影倍率1/3.6倍。
④レンズ重量850g。
主なスペックはこんな感じです。
それでは写真にまいりましょう!
まずは鉄道写真。
場所はまたまた北条鉄道。
描写力を確かめるために、3枚目の写真を拡大してみましょう!
ホントにシャープでヌケの良い写真になっています。
「ワンマン」の表示、行先表示もはっきりと読みとれます。
続いても鉄道写真。
場所はJR吹田駅と岸辺駅です。
復活を果たしたトワイライトエクスプレス号です。
列車通過時は少しうす暗かったものの、F4という明るさと高感度がキレイなD7200のおかげで撮影することができました。
ヘッドマークの文字もバッチリです!
そしてもう1枚。
200mm望遠で少し遠くを走る貨物列車を撮影。
この写真も文句なしの描写で、機関車の番号までシャープに写っています。
このレンズをAPS-Cサイズの一眼に装着すると105~300mm相当になり、鉄道写真にも使いやすいんですよね!?
続いて茶屋町のキャンドルナイトの写真です。
ここではF4.0に固定し、ボケ味を楽しんでみました。
描写力は言うまでもなく、背景のボケがとてもキレイです。
ただ単にキレイなだけでなく、ボケの形が素晴らしいのです。
ボケの部分を拡大してみます。
ローソクの光が背景のボケですので、ちゃんとした円形ボケではありませんが、画面中央部から周辺部まで円形に近いボケになっています。
口径食が見当たらないのです。
その他の写真もご覧ください。
単焦点とまでは行きませんが、滑らかにボケていく感じがたまりません。
F2.8の重たいレンズを持たなくてもこれだけボケます。
そして前ボケ。
私の撮り方が下手なので、少しうるさくなってしまいました。
今回は前ボケの写真としてはちょっと失敗でしたが、これだけのレンズです。花の写真などでは、キレイな前ボケつくることができるでしょう!
ちなみに、このキャンドルナイトでの撮影モードは絞り優先オートF4.0で、ISO感度は1600~4000の間。ホワイトバランスはローソクの光を強調するため太陽光にセットしています。※オートホワイトバランスだとローソクの色が白っぽくなってしまいます。
以上で写真は終わりです。
今回、このレンズを使用して感じたことは、当たり前ですが軽くて機動性が抜群!しかも描写力、解像力も申し分なく、ボケ味も十分満足できるものでした。
仮に2倍のテレコンバーターを付けると開放F値は8になりますが、D7200をはじめとする上位モデルは、測距点は限られるもののオートフォーカスが可能です。これはニコンの素晴らしいところです。
AF-S70-200/2.8G VRⅡの方が良いには決まっていますが、約700g重くなり、価格も約10万円高くなります。
ご自身の撮影スタイルや体力に合わせて機材を選んでください。無理は禁物ですよ~。
また機会があればF2.8の70-200も使ってみたいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで