こんにちは。 カメラ担当の池田です。
前回に引き続き、今回もニコンのレンズの使用レビューを書いてみたいと思います。
今回ご紹介するレンズは旅行やスナップ写真に最適な高倍率ズームレンズ「AF-S DX 18-140/3.5-5.6G VR」です。
このレンズはDXフォーマット（APS-Cサイズセンサー）用の約7.8倍ズームレンズで、エントリークラスの一眼D5500やミドルクラスのD7200などにもセットされて販売されています。
35mm換算で27-210mmの画角に相当し、この1本あれば十分！そんなレンズです。
ここでその画角比較をご覧いただきましょう！ またまた鉄道写真ですいません(笑)
まずは18mm（27mm相当）
そして140mm（210mm相当）
いかがですか？ これが高倍率ズームの魅力です。
同じ位置から撮影して、これだけ望遠になります。
レンズ交換なしでこれだけ幅広く撮れればシャッターチャンスも逃しません！
今年の春にもこのレンズを使用する機会があり、徳島県日帰り旅行のスナップを撮影してきました。
その時の写真とともにこのレンズの魅力に迫りたいと思います。
私が旅しましたのは徳島県美波町にある伊座利という小さな漁村。
特に何もないところですが、昔にタイムスリップしたような場所と漁村の人々の温かさに惹かれて、年に数回訪れています。
その何もない漁村で一番の人気は「イザリCafe」で、美味しい海の幸が大人気です。
こんな料理です！
24mmで撮影。
美味しそうでしょ！
旅行での料理写真は定番ですよね。
そしてこんなカットも撮ってみました。
140mm F6.3で撮影。
テーブルの窓際に置かれていた割箸です。
ここだけに外光が当たっていて印象的でしたので、その部分を切り取ってみました。
高倍率ズームでありながら、描写力も優秀です。
食事のあとは、近くの海辺でお遊び！
広角18mmで撮ってみたり・・・
中間域の56mmで撮ってみたり・・・
望遠116mmで撮ってみたりと・・・
1本のレンズで色んな撮り方ができます。?
これだけ望遠になれば、子供の自然なワンシーンを撮る事もできますね！
そしてこんな写真も！
ジャンプの瞬間を広角18mmで高速シャッターで捉えました。
ピントも静かで早く、動きものにもしっかり対応しています。
そして逆光写真も撮ってみました。
画面にわざと太陽を入れて18mmで撮影しましたが、ゴーストは出ているもののクリアな画像となっています。
また水平線の歪みも少なく、高倍率ズームとしてはかなり優秀だと感じます。
次は接写。
このレンズの最短撮影距離は45cmで、140mm側で撮影すればかなり大きく（最大撮影倍率1/4.3倍）写すことが可能です。
140mm F5.6で撮影。
そしてもう１枚。
85mm F6.3で撮影。
マクロレンズや大口径レンズのようなキレイなボケではありませんが、この写真だけを見れば十分キレイで一般的なコンパクトデジカメでは撮れない写真です。
そして夕暮れの写真。
66mm F8で撮影。
暗いシーンでも手ブレ補正機構（約4段分の補正効果）が搭載されているので、三脚を使わなくても手持ちで手軽に撮影できます 。
最後に先日、大阪ステーションシティで撮影した画像をご覧ください。
52mm F4.8で撮影。
32mm F4で撮影。
望遠側で撮影してませんので大きなボケは出ていませんが、画面の中心に近い所はキレイな円形ボケになっています。
以上、春と先日の２回に渡ってこのAF-S DX 18-140/3.5-5.6VRで撮影しましたが、便利なのはもちろんのこと、収差も少なく描写力も優秀だと感じました。
発売日が2013年8月29日と比較的新しいので、光学設計も最新の技術が取り入れられてるのでしょうね。
D5500やD7200の購入をご検討の方、標準レンズとしてこのレンズとのセットでお買い求めいただいてはいかがでしょうか？ オススメです。
この記事に関するお問い合わせは・・・ カメラ担当 池田まで