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ニコン D7200 使用レビュー

こんにちは。 カメラ担当の池田です。

ここ2回はニコンのレンズの使用レビューを書きました。

今回はその際に使用しましたD7200の使用レビューを書いてみたいと思います。

D7200 外観

D7200 外観拡大

ニコンD7200はDXフォーマット(APS-Cサイズセンサー)の中級機で、画素数は2416万画素のローパスフィルターレス仕様となっています。

主なスペックとしましては・・・

①D7100より飛躍的に向上した51点AFシステム。

②常用感度ISO100~25600。

③最高約6コマ/秒の高速連写とJPEGで100コマまで高速連続撮影が可能な大容量バッファーメモリー。

④画像処理エンジン「EXPEED4」搭載により、オートホワイトバランスが向上。

⑤15万回以上の高耐久シャッターユニットと防塵防滴性能の強靭ボディー。ファインダー視野率約100%。

などなどです。

今回は上に書きましたスペック①~③について、写真とともにご紹介していきたいと思います。

 

まずは①のオートフォーカスについて。

51点測距はD7100から変わっていませんが、AFモジュールが変更になっているため、全体的にAF性能は向上しています。

実写テスト開始!

51点ダイナミックAF(AF-C)でシャッタースピードを1/30秒にセットして、列車を流し撮り(連写)してみました。

D7200 流し①

D7200 流し②

ここまでは、しっかりピントを合わせ続けています。

そして・・・

D7200 流し③

ここでピントをはずしてしまいました。私の腕のせいかも知れませんが・・・(笑)

しかし!!

D7200 流し④

その次では合わせてきました。

そして最後のカット。

D7200 流し⑤

ここではさらに精度の高いピントとなりました。

ダイナミックAFは目的に合わせて51点、21点、9点を選ぶ事が出来ます。

今回のようなに動き予測できる被写体の場合は9点、または21点を選択すると、さらにオートフォーカス性能は向上したと思います。

本来51点は予測不能な動きの被写体の時に使うことが多いのですが、今回あえて実験してみました。

さらに進化した点は、中央1点は-3EVという低照度でもオートフォーカスが可能で、残りの50点も-2EV~-3EV未満でオートフォーカスが可能になっています。

?②の常用感度の作例写真とともに、その実力をご確認頂ければと思います。

下の写真は測距点を中央に固定し撮影しました。

雨に濡れ、駅の光でわずかに輝く線路。

ピントは中央の少し下にある線路の切り替えポイント部分に合わせています。

D7200 ISO6400

ISO6400で撮影。

 

D7200 ISO12800

ISO12800で撮影。

 

D7200 ISO25600①

ISO25600で撮影。

このような暗いシーンでも-3EV対応の中央1点の測距点では、迷わずピントを合わせてくれます。これは暗いシーンで瞬時にピント合わせたい時にはとってもありがたい性能です。

さて、今度は高感度撮影の結果ですが、個人的にはISO6400までは使えるレベルと判断しました。

ISO12800でも十分使える画像ですが、ノイズが目立ちます。

ISO25600はさらにノイズが多く、これはちょっとキツイかなという感じです。

高感度がキレイということは、夜景やイルミネーションなどが手持ちで撮れちゃいます。

前々回のAF-S70-200/4G VRのレビューでも掲載しましたキャンドルナイトも手持ちでバッチリ撮れました!

D7200 ISO1600

?ISO1600で撮影。

 

D7200 ISO1800

ISO1800で撮影。

 

D7200 ISO3600

ISO3600で撮影。

 

D7200 ISO7200

ISO7200で撮影。

いかがですか? ノイズも少ないキレイな画像でしょ?

高感度がキレイだと撮影の幅が広がりますよね。

手持ちでこんな写真が撮れるなんて、フィルム時代では考えられなかったですね。

 

そして③の連続撮影とバッファー容量について。

連続撮影は最高約6コマ/秒で、1.3倍のクロップ撮影モードにすることで、7コマ/秒の連続撮影も可能です。

ここで重要になってくるのがバッファーメモリーの容量。

JPEGでの記録なら大きな問題ではないのかもしれませんが、RAW記録で撮影している人にはとても重要な要素です。

前モデルのD7100はRAW記録(14ビットロスレス圧縮)の連続撮影は6コマでしたが、D7200は18コマまでの連続撮影が可能となりました。

D7100の6コマだと約1秒間で一度撮影がストップしていたものが、D7200では約3秒間は撮り続けることができます。

このふたつの機能をテストしたのが下の写真です。※写真全画面をご覧になりたい場合は画像をクリックしてください。

記録画質の設定はRAW+JPEG(ラージ)です。

D7200①D7200②D7200③D7200④D7200⑤D7200⑥D7200⑦D7200⑧D7200⑨D7200⑩D7200⑪D7200-12

こんな感じで貨物列車が撮影ポジションに来てから通りすぎるまで、すべて思い通りに記録することができました。

D7200を使いたい人の多くは連写をしたい人でしょう。ですから、この部分のスペックアップはありがたく、そんなユーザーの声にしっかり応えたニコンさんに拍手をおくりたいと思います。

 

以上、今回はいつも以上に長々と書いてしまいましたが、それだけD7200には多くの魅力があるということなのです。

一見、D7100とD7200は「あまり性能が変わっていない」と思われがちですが、そんなことはありません。実際に使用するとその良さが実感できます。

あとは、キヤノンEOS7D MarkⅡに肩を並べる機種(D300Sのようなカメラ)を発売してほしいものです。

ニコンさん、よろしくお願いいたします(笑)

 

最後までお付き合いありがとうございました。

 

この記事に関するお問い合わせは・・・ カメラ担当 池田まで

 

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