こんにちは。 レンズ沼にはまっている カメラ担当の池田です。
今回ご紹介するレンズもまたまた超広角レンズです。
わたくし、どれだけ広角レンズが好きなんでしょうかね(笑)
そんなことはさておき、今回ご紹介するレンズはニコンAF-S18-35mm/3.5-4.5G EDです。
ニコンからは多くの超広角ズームレンズが発売されています。
①AF-S14-24/2.8G(ナノクリ) 定価272,000円(税別)
②AF-S16-35/4G VR(ナノクリ) 定価154,000円(税別)
③AF-S17-35/2.8D 定価242,000円(税別)
上記3本と今回ご紹介するAF-S18-35/3.5-4.5G 定価95,000円(税別)の合計4本あります。
さてどれを選べばいいのか?
①のレンズはF2.8通しが魅力で、描写力においても文句なしに一番でしょう。 しかし重くフィルターも装着できないという欠点もあります。
そういう意味では②のレンズがフィルターも装着でき、手ブレ補正機能も搭載しているのでコストパフォーマンスが良いのかもしれません。
しかし、そんな②のレンズと比較しても描写力で遜色ないレンズが登場したのです。それが今回ご紹介するAF-S18-35/3.5-4.5Gなのです。
ちなみに③のレンズは高価なのですが、フィルム時代からあるレンズなのでデジタル向きの設計にはなっていないのです。
ということで、ニコンの超広角レンズで一番安くて、描写力に定評のあるこのレンズの使用レビューを書いてみたいと思います。
カメラはD610です。
まずは画角比較から。
18mm F11で撮影。
そしてズーム!
35mm F11で撮影。
1.9倍ズームと倍率は小さいのですが、広角側での1.9倍ではこれだけの違いが出ます。
そしてもう1枚。
18mm F11で撮影。
そしてまたズーム!
35mm F11で撮影。
苔の美しいところを切りとることができました。
この1本でこれだけの写真表現ができますので、かなり使えます。
続いて描写力テスト。
一般的に超広角ズームの広角側は周辺の描写がやや落ちる傾向にあります。また、開放F値付近でも解像力が定価するようです。
果たしてこのレンズの実力は?
まずは18mm F3.5(開放)で撮影。
この写真ではわかりにくいので中心付近を拡大します。
霧の影響もありますが、若干解像力が悪いように見えます。
やはり広角側では開放F値から2段くらいは絞ったほうが良さそうです。
続いて35mm F4.5(開放)で撮影した写真です。
この写真も拡大します。
35mm側では開放でも素晴らしい解像力となりました。
少し絞ればさらに解像力は増しそうな感じです。
上の画角比較でご紹介しました写真はすべてF11で撮影しています。どれも素晴らしい描写ですので、やはりF11やF8あたりで撮影するのがベストなのかもしれません。
これなら高画素のデジタル一眼に装着しても、しっかりとボディの実力を活かしてくれそうです。
最後は逆光性能テスト。
18mm F7.1で撮影。
2本の大きなブナの木を捉えた写真。写真の中央が太陽です。
ブナの葉で若干、光は弱くなっているものの完璧な逆光です。
しかし、嫌なゴーストやフレアは出ていません。
ナノクリスタルコーティングじゃないのに、この素晴らしい逆光性能です!
これじゃあ、ナノクリレンズが売れませんね(笑)
以上、今回は1日しか撮影することができず、しかも撮影条件も良くない中での撮影でした。
それでもこれだけの実力を見せてくれたAF-S18-35/3.5-4.5G。
超広角レンズは使用頻度が少ないという方には、お手頃の価格で描写も良いのでオススメです。
D610やD750などのFXフォーマット(フルサイズ)機に装着したい1本です!
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田 まで