ペンタックスDA★ 50-135mm F2.8 ED SDM 使用レビュー


今回は、リコーペンタックスのレンズ、DA★ 50-135mm F2.8 ED SDMを紹介させていただきます。早速ですが、こちらのレンズのオススメポイントを紹介させて頂きます・・・

ポイント①・・・高い光学性能を持ったレンズにだけに付けられる★(スター)マークついたレンズです。すべての焦点距離や撮影距離域において諸収差を良好に補正した高度な描写能力を備えています。

ポイント②・・・レンズが軽い!50-135mm/F2.8の焦点距離は35mm換算で76.5-207mm/F2.8相当にあたるレンズですが、他社さんの70-200mm/F2.8と比較すると、A社が1490g、B社が1540gとなります。そしてなんと、こちらのレンズは685g!驚きの軽さですよね。

ポイント③・・・EDガラスが3枚も使われている贅沢仕様。EDガラスとは特殊低分散ガラスで結像性能を乱す色収差を徹底的に除去。ディテールまで色にじみが少なく、シャープに描き切る表現力をもったレンズになっております。

ポイント④・・・SDM(超音波モーター)搭載で、アウトドアの撮影だけでなく、静粛さをいかしたステージ撮影といった幅広い撮影用途に対応します。また、SDMの超音波モーターは、ブレーキ機構を備えているため、高精度な速度制御や位置制御が可能です。

等々、とても贅沢な造りのレンズになっております。

こちらのレンズも神戸森林植物園で実写してきたので紹介させて頂きます。ボディはK-3Ⅱを使用しております。

まずは、絞り値を変えての実写テストです。


まずは、絞り開放F2.8の写真です。開放から、ピント面はシャープに解像しています。また、ピント面以外の場所は、トロけるような滑らかなボケがでています。

続いて、絞り値F5.6の写真です。開放F2.8より解像力が高まっています。水に反射した光も綺麗に丸くボケてくれているのがわかります。

続いて、F22です。普通ここまで絞ってしまうと、回折現象によって解像力が低下するんですが、K-3Ⅱの回折補正機能のおかげで解像力も低下することなくピント面をシャープに写してくれています。


木漏れ日の光も綺麗な丸になってくれています。口径食もみられず綺麗なボケです。

?続いて、花粉をせっせと集めているハチをクローズアップしてみます。

ハチにジャスピンでないのに関わらず、花粉が散っているのがみえます。24Mセンサーのペンタックス機と相まって、すごい解像力ですね。

望遠レンズは被写界深度が浅いので、前ボケを使った写真も撮りやく撮影の幅も広がります。

以上、一日使わせて頂きまして感じた事は、軽い!身軽!ほんとにアクティブに動けました。また、撮影当日は突然の雨が降ってきたのですが、レンズ、ボディ共に防塵・防滴で雨に濡れても気にすることなく撮影に挑むことができました。

そして、なんといっても写りがいい!全域で単焦点並みの写りと言っても大袈裟ではない写りでした。

軽量、防塵・防滴、高性能、三拍子そろった、すばらしいレンズです!