こんにちは。 カメラ担当の池田です。
しかし暑い日が続きますね~。この猛暑、いったいいつまで続くのでしょうか・・・。
そんな猛暑の中、最強のスナップカメラと言えるリコーGRIIを持って、京都の伏見稲荷大社へ撮影に行ってきました。
今回はそのGRIIの使用レビューを書いてみたいと思います。
まずは簡単なスペック紹介から・・・
- 約1620万画素のAPS-Cサイズ大型COMSセンサー。ローパスフィルターレス仕様。GR史上最高の写りを実現したGRレンズ。35mm換算28mm相当。
- 瞬間を逃さない、約1秒の高速起動と約0.2秒の高速AF。
- レンズ先端から10cmまで寄れるマクロモード。
- ISO感度100~25600。
などなどです。
ちなみに、先代のGRとの大きな違いは・・・
- Wi-Fi機能の内蔵。
- エフェクトモードに「HDR調」や「雅」、「光沢コントロール」など6種類が追加。
こんなところでしょうか。
カタログに書いてませんが、オートホワイトバランスの性能もアップしているようです。
外観のデザインは少しだけ変わっているのですが、ボディには上の写真のように「GR」としか書かれていません。
パッと見て、先代との違いに気が付く方はかなりのGRマニアでしょう。カメラの底部を見ればすぐにわかりますけどね(笑)
GRII実写レビュースタート!
それでは、実写レビューと行きましょう!
伏見稲荷大社と言えば、鳥居ですよね。千本鳥居は一見の価値ありです。
そんな鳥居をローアングルで撮影したのが下の写真です。
F5.6で撮影。人がいない瞬間を狙いました。上のスペック紹介にも書きましたように、起動時間やオートフォーカスが速くレスポンスの良さを感じました。
画質も素晴らしく、画像周辺までとてもキレイに解像しています。少し場所を変えて縦位置でもう1枚。
開放F2.8での撮影。描写力も申し分なく、仕上がり設定はスタンダードですが色のりも良く、鳥居の赤がとてもキレイ再現されています。
下の写真は描写力が良くわかりますよね!
F5.6で撮影。
線1本1本が細部までとてもシャープで、キレキレの画質です。
続いてマクロ撮影
次の写真はマクロで撮影した写真です。
鳥居の横で見つけたセミの抜け殻をローアングルで撮影。
F2.8で最短撮影の10cmあたりで撮影しています。
セミの抜け殻の部分を拡大してみます。
素晴らしいピント!そして抜群の解像感です。ローパスフィルターレスというのも解像感を高めているのでしょう。さらに背景のボケ味も自然で滑らかなボケとなっています。
もう1枚セミの抜け殻の写真。
F2.8で撮影。
背景のボケに注目してください!
右上の部分を拡大してみます。
とてもやわらかいキレイな円形のボケになっていて、周辺部でも口径食は見当たりません。コンパクトカメラでこのボケ味。センサーが大きいだけのことはありますね。
下の2枚もボケ味のテスト。
ともにF2.8で撮影。
広角レンズは被写体に近寄ることで、ボケをつくることができます。望遠レンズとは違い、画角も広いので遠近感を出すこともできます。
F5.6まで絞ると・・・
ボケもほどほどに、シャープ感のある写真になります。
ここで少し収差のテスト。
F3.5で撮影しています。
若干ですがタル型の歪曲収差が見られます。広角レンズですから、これぐらいは仕方ないのかもしれませんね。
高感度テスト
次の高感度テストは伏見稲荷から場所を変えて大阪駅で!
まずはISO1600 F2.8で撮影。
さすがはAPS-Cサイズセンサー。ノイズが気になりません。
画面左側の階段部分を拡大。
ISO1600でありながらこの画質! 素晴らしい描写です。
写りに定評のあるGRレンズとAPS-CサイズCMOSセンサー、そして画像処理エンジン「GR ENGINE V」の実力なんでしょうね。
続いてはISO3200 F2.8で撮影。
拡大すればノイズはわかりますが、十分使えるレベルです。明るいF2.8レンズなので、手ブレ補正機能のないGRIIでも手持ちで夜景が撮れます。
エフェクト機能の仕上がり紹介
最後に「エフェクト」機能を使って2枚ほど撮影。
まずは「白黒」。
やはりGRと言えばモノクロですよね~。ほかにもハイコントラスト白黒などもあります。
そして新しく追加された「HDR調」。
ドラマチックな写真に仕上げることができます。
「エフェクト」機能を使えば写真の表現に幅がでますので、ぜひ使ってみてください!
まとめ:コンパクト・ハイレスポンスな最強スナップカメラ
以上、最強のスナップカメラの実力はいかがでしたか?
個人的にはGR初体験だったのですが、とにかくコンパクトでレスポンスが良く、スナップ写真を撮影される方に愛されていることを実感しました。
マクロ撮影10cmもとても魅力で、あの滑らかなボケ味はたまりません。その他、操作性も良く、自分の良く使う機能を各ボタンにセットしたり、カスタマイズできます。
使えば使うほど手に馴染むリコーGRII!常にカバンやポケットに入れて持ち歩きたいカメラです。
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで