レンズグルメ【ニコンAis35/1.4】
さてさて、久々のレンズグルメはこのコ
ニコンAi35/1.4S
このクラス、ニコンさんはSマウント時代にW35/1.8と非常に明るいレンズを実現していたのですが、更に明るいコをという事で誕生したのがこのシリーズ。
35/1.4というと、ライカのズミルクスM35/1.4の様に「暴れ玉」と俗称される程に凄まじいフレアやサジタルフレアが生じる事がある・・・まあ、それが味わいでもあるのですが、私もフイルム時代にあこがれの1本でして、その当時は「ちょいと絞れば鮮鋭に」「開ければベールがかかった様なふうわりした感じ」とは聞いておりましたがさてさて、現代のデジタル機では如何に・・・
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カメラ ニコンDf シャッター1/160 絞りF1.4 感度1600
全体にベールがかかった様な描写もですが、光源部特に周辺部のコマ収差は結構出て来るものですが、ピントの芯は結構しっかりとしたものでなかなか
さて、ちょいと絞ってみると・・・
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カメラ ニコンDf シャッター1/40 絞りF2.8 感度1600
おやおや、さっきのコマ収差やベール状フレアはどこに行っちゃったの??と言いたくなる鮮鋭さ、わずか2段絞っただけで全く違う表情が出て来てなかなか・・・
この世代の大口径単焦点レンズというと50/1.2、85/1.4もよく似た味わいのコで1本で色々な表情が楽しめてなかなか、私まえだも好きなシリーズです。
次回は85/1.4やりましょうか
神戸元町 まえだ