フォクトレンダ ベッサR2オリーブ
さて、先日「いまだに生産続いていたんですか!?」と「よくぞこの時代まで生産続けられました」と驚嘆と称賛を受けたコシナさんのベッサRシリーズの生産終了。
最後まで残ったRシリーズの先代モデルにあたるベッサR2、先々代のベッサRも評価高かったのですが、Lマウントって所とプラスチック外装という所「お値打ちでええのん分かるけれど、もう少しかっちりしたのが欲しいなあ・・・」と当時のカメラ雑誌やカメラファンの間でも聞かれたものです。
特にマウントがLマウントという点は「やっぱり持っているMマウントレンズを使いたい!!」や「ライカ2台持ちは厳しい!手軽に使えるMマウント機を次のモデルではお願い!コシナさん!!」と切なるユーザーやカメラファンの声が多数届いたそうです。
それを受け、満を持して登場したのがこのR2。
主な変更が
1 LマウントからMマウントへの変更・・・んんっ??「ライカMマウント?」いやいやコシナでは「VMマウント」
2 外装をプラスチックからマグネシウムに変更。これで一気に堅牢性も機械としての存在感も大幅アップ
3 分割巻上可能。これ、ライカ使いにはたまらない機能改善
4 トリガーワインダー連結部分増設。キヤノンVT、ライカビットの様な迅速巻上を実現
となとな、盛りだくさんながら定価は1万円アップと「凄まじい企業努力」!!
ちなみに当時税別定価はベッサR(ブラック)が68000円、ベッサR2(ブラック)は78000円でした。
ここから、このオリーブの話になるのですが、R2で用意された外装色が「ブラック」と「オリーブ」
後のR2Mでもブラックとグレーと「色イロ」展開されております。
やはり趣味性考慮するとこういう展開になる様です。実際コシナさん、特にサポートの方とお話すると「ああ、この会社の人たちカメラ好きなんやなあー」と本当に感じます。
特にこのオリーブ仕上げ、しっかり焼き付け塗装されてキヤノンさんが出されていた「旧F-1オリーブ」の塗りを少しマットにしたような素晴らしい仕上げ。
コシナさんのカメラに対する思いが伝わってくる一台、お値段税込37800円です
神戸元町 まえだ