どうしてこんなに大きいの??【SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS】

先日のニコンAF-S 300mm/4E PF ED VRは「ちっちゃ!」ってとこで紹介しましたが、今回は「でかっ!」という所でご紹介。


SONY FE 90mm/2.8 Macro G OSS!

FEマウントレンズというと「フルサイズ兼用ながら、ミラーレス機用なので小型に出来る!」というのがまえだも思っていた所ですが・・・このレンズ正直「大きい!」どのくらい大きいかというと・・・

向って左はタムロンSP90/2.8DiVCUSD、明るさ、レンズ内手振れ補正、インナーフォーカスと基本持っている内容はほぼ同じですが、サイズはFE 90mmのほうが長い!。

35mm版に合わせたイメージサークルの確保、インナーフォーカス、手振れ補正機構内蔵となるとどうしてもこれくらいのサイズになってしまうのでしょうか。

しかししかし!鏡胴の金属仕上げ、最短28cmはなかなか、そしてまえだ「これは!!」と思ったのが・・・

「AF/MFのピントリング前後動切替方式」これ、マニュアル微調整の頻度が多いマクロレンズにはとても欲しい機構。SONY一眼の源流はミノルタ。かつてフイルム機時代のアルファシリーズもAF/MFをストレス少なく出来る様にマウント横のボタンもしくはスライドスイッチ一押しで切替出来る様にしていたのを覚えています。

何故かアルファ9以降は他社同様スイッチ切替になってしまいましたが、これもアルファ9が登場した前後数年各社共「極度にオート化しかえって煩雑になった操作をシンプルに」という原点回帰的な流れがあったからかと。90年代前半の各社AF一眼といえば、「とことん自動化の試行錯誤期」今のシーンモードの走りでミノルタの「イメージカード」、キヤノンの「アートコード」なんかは特に最たるものでした。

どんなものだったか・・・「イメージカード」は各種シーンモードプログラムの入ったカードをカメラに差し込む。

「アートコード」は各種シーンモードに「バーコード」が振られた「アートコード帖」からバーコードリーダーで読み取ってカメラに転送・・・・・・「シーンモード」の為だけにそこまでしていた時代がありました。

レンズの話からは脱線してしまいましたが、極度に自動化されてかえって使いにくくなった反省を活かして、「本当の意味での使いやすさ」へと舵を切ったミノルタ設計陣の思想が今なお受け継がれている名レンズかとまえだ思います。

お値段税込109800円です

神戸元町 まえだ