ハイブリッド【ニコンFM3A】

さて、久々にフイルムカメラのご紹介

ニコンFM3A

先代New FM2シリーズの後を受けて2001年に登場しましたが、時は「デジタル機時代」に急速に流れの変わっていた時。

2006年のニコンフイルム機大半の生産終了の時にこのモデルも悲しくも廃盤になってしまったのですが、このカメラの意欲的だったのが「ハイブリッドシャッター」の採用。

先代NewFM2は完全機械制御のシャッターとあって、絞り優先AEなどの搭載は出来なかったのですが、発売当時は絞り優先AE機のFE2、マルチパターン測光とシャッター優先、プログラムAE搭載のFAと揃っていたのですが、AF化に伴い「電池が無くても、露出計が使えないだけでとにかく写真は撮れる」という所からNew FM2だけがニコンMF機の中でフラッグシップのF3と共に生き残った……しかし、さすがにNewFM2も発売以来20年も経つと部品調達も厳しくなり、F3と共に生産終了となったのですが、NewFM2もう一つの役割が「完全な機械式」という所で「カメラの基本が凝縮されている」点から写真を学ぶ学生さんなどへの推奨カメラであった所。

そこで、新たに開発するとなった時に「絞り優先AEを何とか搭載出来ないか?」そこで開発されたのが、「絞り優先時は電子制御、それ以外は機械式」という「ハイブリッドシャッター」。

そして、AE搭載となると先のFEシリーズで搭載された「追針式メーターの復活」ニコン開発陣の意気込みが登場時ひしひしと感じられたものです。

まあ、ニコン好きからは「ペンタ部のNikonが斜体なのが気に入らない」「暗くなると針が見えない」など言われたものですが、かなりガシガシ使える一台、フイルム機お探しの方いかがでしょうか?

お値段税込49800円です

神戸元町 まえだ