ニコン AF-S DX NIKKOR 18-300mm F3.5-5.6G ED VR 使用レビュー

今回のブログでは、ニコンのレンズ使用レビューを書きます。登場するレンズは「ニコン AF-S DX NIKKOR 18-300mm F3.5-5.6G ED VR」です。

このレンズはDXフォーマット(DX=APS-Cサイズセンサー)用で、なんと!!「世界初・世界最高ズーム倍率」となる光学16.7倍を実現した、ま・さ・に「ワールドクラス」なレンズなのです。

質量は約550g。身近なモノで例えると、一般的な500mlのペットボトルが約500gですから、それよりも少し重たいですが、この手のレンズとしては軽量ですよね。VR「手ブレ補正」機能もしっかり搭載されていますし、画角は35mm換算で27-450mm相当、ということは・・・「広角から超望遠」までをしっかり1本でカバーしてくれる優れモノなわけです。この「1本」がミソですよね、やっぱり望遠と広角レンズ2本となると荷物になりますし、撮影する被写体や状況などで、付け替えるタイミングにも困るわけで・・・

そしてもう1つ、親切設計なところも嬉しい限り。それは「ズームロック機能」。撮影中の移動や収納の際、これは便利、安心の機能です。

さらにさらに、最短撮影距離(被写体にピントを合わせることができる最短の撮影距離)は0.45m、望遠側でも45cmまで寄れる簡易マクロ的な役割も果たしてくれます。ではでは、実際に撮影してきた写真をご覧頂きます。


「撮影に行くぞ!!」と意気込んで、電車に乗り、天王寺動物園に出かけましたが、まさかの!?「休園日」でした。調べておけば・・・いやはや残念でした。

皆様、出掛ける時は忘れずに調べておいて下さいね。「トホホ」な気分になりましたが、気を取り直して、同じ天王寺区の「四天王寺」で撮影して来ました。

  焦点距離18mm F5.6 1/1600

まずは、画角から見てみましょう。

 焦点距離18mm

 焦点距離50mm 焦点距離105mm 

 焦点距離300mm


レンズ交換することなく、1本で幅広く撮影することが出来ます。

続いては、作例をご覧下さい。 焦点距離18mm F6.3 1/320

 焦点距離300mm F5.6 1/160 焦点距離300mm F5.6 1/125

 焦点距離200mm F5.6 1/125

 焦点距離300mm F5.6 1/2000

「シャボン玉」もはっきりと見えていますね。


「もう少し撮りたい!!」ということで数日後、改めて撮影です。この日は、「奈良公園」に出掛けました。車で往復2時間ほどかけて行って来たわけですが、一人よりもやっぱり家族で出掛けたい場所ではあります・・・。

でも、比較的「身近」に感じて頂きやすい場所だなと思って行ってみました。まずは、「奈良」のシンボル的存在でもある、「せんとくん」が私を迎えてくれました。

ここから、本番!!

「奈良公園」のシンボル的存在である鹿さん達。

数年前に小説が原作となり、たしかフジテレビで「鹿男あをによし」というドラマがあって鹿が人間と言葉を交わすというお話だったのですが、さすがに何にも話してくれませんでした・・・。何か、ゆっくりくつろいでいる鹿さんに、申し訳ないなということで望遠側での撮影から始めました。

中には、くつろいでいない「ヤンチャ」な鹿もいたわけですが・・・ 焦点距離300mm F5.6 1/640

 焦点距離300mm F5.6 1/500 焦点距離200mm F5.6 1/500 

 焦点距離25mm F5.6 1/40


このレンズ、やっぱりスゴいです!!F5.6にもかかわらず、望遠の圧縮効果でボケ味もしっかり出ています。しか(鹿)し、鹿だらけでしたね・・・。奈良公園周辺を歩きながら、撮影した作例です。

 焦点距離300mm F5.6 1/100

 焦点距離300mm F5.6 1/25


 焦点距離18mm F8 1/15        


 焦点距離300mm F5.6 1/250

 焦点距離200mm F5.6 1/50


お次は「接写」です。

マクロレンズでなくとも、こんなに寄れるんです。

ちょっとした作品的写真になります。 焦点距離300mm F5.6 1/100 

 焦点距離300mm F8 1/50



最後に、プラプラ歩いて、辿り着いたのが「興福寺」

ここには、いずれも国宝である東金堂と五重塔がありました。

 焦点距離18mm F5.6 1/1000

 焦点距離18mm F5.6 1/400


撮影後の帰り道では「鹿」に囲まれてしまった少年が・・・

焦点距離200mm F5.6 1/200



以上になりますが、今回このレンズを使用してみて感じたことは、少し大きくて重いですが、1本であらゆる撮影において使い勝手の良いまさに「重宝する」レンズであるということですね。

最初にお話しましたが、やっぱり望遠と広角レンズ2本となると荷物になりますし、付け替えるタイミングにも困るなどが解消されるのは良いことだなと改めて感じました。そして、何より「撮影に出掛けたくなるレンズ」です。風景やスポーツ撮影などがこの1本のレンズで任せられるわけです。

だからこそ!!たくさん撮りたくなるわけです。また、どこかに出掛けたいですね♪次こそは「天王寺動物園」での撮影に出掛けます!!