全国1億人のカメラのナニワあべの店ブログファンの皆様こんにちは!(ういー!!)
いよいよ秋も少しづつ深まり、紅葉の季節となってきましたね!
食欲の秋・・・
読書の秋・・・
写真の秋・・・
と、いうことで今回はオールドレンズのお話です!
フィルムが主流だった時代と比べると、今やデジタルカメラとフィルムカメラ売上比率って完全に逆転してしまいました
そんな昨今でもフィルムを使い続けている通な方もたくさんいらっしゃいますし、デジタルからカメラを始めてフィルムに目覚める・・・という方も少なくはございません。
そんな中、フィルム時代のあのレンズを、デジタル一眼(レフ)カメラでも使用出来れば・・・!!!!
という熱い想いを具現化したアイテムが、マウントアダプターですよね。
レンズ交換式カメラは、機種ごとにマウント規格が定められていおり、マウントが異なるレンズボディでは、そのまま装着することは物理的に不可能なのです。
ただ、その不可能を可能にする魔法の様なアイテムが
マウントアダプター
マウントアダプターの役目は二つアリマス。
まずは物理的に形状の違うマウントを一体化させるという目的。
上面にレンズ側のマウントを、底面にボディ側のマウントを備え、マウントの異なるレンズとボディを接合してくれる役割。
そして、マウント規格によって定められているフランジバックの調整(フランジバックは、各マウントが定めているフイルム、撮像素子面からレンズの取り付け面までの距離のこと)
この距離がきっちり合わないと、無限遠でピントが合わなくなってしまう事があるのです
基本的に他メーカーのレンズをボディにつけることはできなのですが、
こういうアイテムのおかげであのメーカーのカメラにあのメーカーの
レンズを・・・・という夢も叶ってしまうのです。
(自社製品の中でも数種類のマウントを使い分けてレンズを出しているメーカーも多いので、同じメーカー内のマウントを使用できる、正規のマウントアダプターもございます)
と、いうことでそんなアイテムを使うことで、フィルム時代に活躍していた往年のあのレンズやあのレンズも!?
デジタルのレンズ交換式カメラに使用できるんです。
そんなこんなで今回は二種類のレンズ。
今回はM42マウントのレンズです!
M42マウント、またの名をプラクチカマウント
内径42mm、ピッチ1mm、フランジバック(1948年当時45.7mm、現在は45.46mm。
旧東ドイツのカメラ・ウェルクシュテーテン・グーテ&トルシェにより発売されたプラクチフレックス改良型にて初めて採用されたマウント規格
構造が単純で容易に製造できたことから当時の一眼レフカメラ製造技術にはちょうど良く、JISやDINに規格化されたこともあり、交流には大きな壁があった当時の共産圏に留まらず世界の大小問わず多くのメーカーに採用され一時は事実上の統一規格であった。
そのため非常に多くの種類のレンズが存在し、その全容を把握することは不可能であるとさえ言われる。) ※Wikipedia 「レンズマウント」参照
※HERIO 44-2 58mm F2
※L/Z-MC 50mm/F2.8S
さて、この二つのレンズはボケにとても特徴のあるレンズなのです。
まずはIndustar-61
このレンズの特徴は、F5.6~F8周辺で、ボケの形状がダビデの星と言われる形となること
えっと、とりあえずボケを見たかったのでこんな感じで(汗)
普段単焦点レンズをデジタルで使ってると左手の操作は主にフォーカシリングだけなのですが
これは絞り値によってボケの形状が変わるので、背景のボケ形状を見ながら絞りリングを回します
被写体と背景との距離感の比率によってボケ量は変わるので
しっかり距離を意識しながら撮影するのがコツのようです
こんな感じですね!
個人的にはこのF6.3付近の時に星形が一番きれいに映るように感じました。
(このレンズは、レンズの情報をカメラ側に伝える機能が無いため、正確な絞り値がわかりません。ここではレンズに記載している目盛から、多分6.3辺り・・・っというものです)
さぁ次はHERIOS44-2 58mm F2
これまた一味違うレンズです。
このレンズの特徴は、いわゆるぐるぐるボケ。
これも試写
こういうことですね。中心部分よりも、外周に向かう程ぐるぐる感は増すようです。
意気揚々とピントを合わして背景をボカそうと撮ってみると・・・
あれ?
あんまりぐるぐるしない??
と、思ってると
こんな感じに写ったので色々試してみると
通常背景のボケ味を大きく撮ろうと思うと
被写体よりも背景との距離感をしっかりとることが多いのですが
このレンズのぐるぐる感はボカしすぎるとあんまり効果を発揮しないことがわかりました
背景が遠いと
ぐるっとはしてますがもう一声欲しい・・・
そこで少し遠くの被写体に合わしてみると
そうそうこういうこと!
ボケの大きささがある程度小さい方がぐるっと回ったときの迫力と、
どこか異世界に迷い込んだような非現実的な写りがとてもいいですね~
あまり遠くの被写体に合わし過ぎると、かえって被写界深度が厚くなり、ボケを発生しづらくなるので、適度な距離を掴んでいただけたらと思います
ちなみに今回の機材は
EOS 5D Mark2 と、EOS 6D。
共にフルサイズ機でオールドレンズを開放で撮っているので周辺光量は落ち気味です。
オールドレンズは現行レンズほど収差補正が進んでいいなかったので、周辺光量落ちが顕著に表れるレンズって結構あるんですよね。
こういうレンズは絞り込むと改善されることが多いです。レンズの種類にもよりますが、f5.6くらいまで絞り込むと、隅々まで明るく撮れることが多いです。
まぁ僕はそれもオールドレンズの味だと思うのですが、レタッチをするか、APS-C機を使うという方法もありますね!
(シネレンズのようなイメージサークルの小さいレンズを付ける場合は、四隅がケラれてしまいます。背景を工夫して撮るか、トリミングするなどの対処を行いましょう)
使用レンズHERIO 44-2 58mm F2
L/Z-MC 50mm/F2.8S
使用カメラ EOS 5D Mark Ⅱ
EOS 6D
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラのナニワ あべの店まで
マウントアダプターの役目は二つアリマス。
まずは物理的に形状の違うマウントを一体化させるという目的。
上面にレンズ側のマウントを、底面にボディ側のマウントを備え、マウントの異なるレンズとボディを接合してくれる役割。
そして、マウント規格によって定められているフランジバックの調整(フランジバックは、各マウントが定めているフイルム、撮像素子面からレンズの取り付け面までの距離のこと)
この距離がきっちり合わないと、無限遠でピントが合わなくなってしまう事があるのです
基本的に他メーカーのレンズをボディにつけることはできなのですが、
こういうアイテムのおかげであのメーカーのカメラにあのメーカーの
レンズを・・・・という夢も叶ってしまうのです。
(自社製品の中でも数種類のマウントを使い分けてレンズを出しているメーカーも多いので、同じメーカー内のマウントを使用できる、正規のマウントアダプターもございます)
と、いうことでそんなアイテムを使うことで、フィルム時代に活躍していた往年のあのレンズやあのレンズも!?
デジタルのレンズ交換式カメラに使用できるんです。
そんなこんなで今回は二種類のレンズ。
今回はM42マウントのレンズです!
M42マウント、またの名をプラクチカマウント
内径42mm、ピッチ1mm、フランジバック(1948年当時45.7mm、現在は45.46mm。
旧東ドイツのカメラ・ウェルクシュテーテン・グーテ&トルシェにより発売されたプラクチフレックス改良型にて初めて採用されたマウント規格
構造が単純で容易に製造できたことから当時の一眼レフカメラ製造技術にはちょうど良く、JISやDINに規格化されたこともあり、交流には大きな壁があった当時の共産圏に留まらず世界の大小問わず多くのメーカーに採用され一時は事実上の統一規格であった。
そのため非常に多くの種類のレンズが存在し、その全容を把握することは不可能であるとさえ言われる。) ※Wikipedia 「レンズマウント」参照
※HERIO 44-2 58mm F2
※L/Z-MC 50mm/F2.8S
さて、この二つのレンズはボケにとても特徴のあるレンズなのです。
まずはIndustar-61
このレンズの特徴は、F5.6~F8周辺で、ボケの形状がダビデの星と言われる形となること
えっと、とりあえずボケを見たかったのでこんな感じで(汗)
普段単焦点レンズをデジタルで使ってると左手の操作は主にフォーカシリングだけなのですが
これは絞り値によってボケの形状が変わるので、背景のボケ形状を見ながら絞りリングを回します
被写体と背景との距離感の比率によってボケ量は変わるので
しっかり距離を意識しながら撮影するのがコツのようです
こんな感じですね!
個人的にはこのF6.3付近の時に星形が一番きれいに映るように感じました。
(このレンズは、レンズの情報をカメラ側に伝える機能が無いため、正確な絞り値がわかりません。ここではレンズに記載している目盛から、多分6.3辺り・・・っというものです)
さぁ次はHERIOS44-2 58mm F2
これまた一味違うレンズです。
このレンズの特徴は、いわゆるぐるぐるボケ。
これも試写
こういうことですね。中心部分よりも、外周に向かう程ぐるぐる感は増すようです。
意気揚々とピントを合わして背景をボカそうと撮ってみると・・・
あれ?
あんまりぐるぐるしない??
と、思ってると
こんな感じに写ったので色々試してみると
通常背景のボケ味を大きく撮ろうと思うと
被写体よりも背景との距離感をしっかりとることが多いのですが
このレンズのぐるぐる感はボカしすぎるとあんまり効果を発揮しないことがわかりました
背景が遠いと
ぐるっとはしてますがもう一声欲しい・・・
そこで少し遠くの被写体に合わしてみると
そうそうこういうこと!
ボケの大きささがある程度小さい方がぐるっと回ったときの迫力と、
どこか異世界に迷い込んだような非現実的な写りがとてもいいですね~
あまり遠くの被写体に合わし過ぎると、かえって被写界深度が厚くなり、ボケを発生しづらくなるので、適度な距離を掴んでいただけたらと思います
ちなみに今回の機材は
EOS 5D Mark2 と、EOS 6D。
共にフルサイズ機でオールドレンズを開放で撮っているので周辺光量は落ち気味です。
オールドレンズは現行レンズほど収差補正が進んでいいなかったので、周辺光量落ちが顕著に表れるレンズって結構あるんですよね。
こういうレンズは絞り込むと改善されることが多いです。レンズの種類にもよりますが、f5.6くらいまで絞り込むと、隅々まで明るく撮れることが多いです。
まぁ僕はそれもオールドレンズの味だと思うのですが、レタッチをするか、APS-C機を使うという方法もありますね!
(シネレンズのようなイメージサークルの小さいレンズを付ける場合は、四隅がケラれてしまいます。背景を工夫して撮るか、トリミングするなどの対処を行いましょう)
使用レンズHERIO 44-2 58mm F2
L/Z-MC 50mm/F2.8S
使用カメラ EOS 5D Mark Ⅱ
EOS 6D
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラのナニワ あべの店まで