カメラやレンズを持っている皆さん、こんにちは。お手持ちのレンズが使われずに眠っていることはありませんか?レンズを売りたいと思ったら、すぐに売ることをおすすめします。今回は、レンズを早めに売却することで得られるメリットと、売らずに持ち続けることで生じるリスクについて詳しく解説します。これから紹介する5つの理由を参考にして、レンズをより高く売却するためのタイミングを見極めてください。
①カビ が生える可能性がある
レンズを長期間使用せずに放置すると、高温多湿の環境でカビが生える可能性があります。特に梅雨時期はカビが発生しやすく、20~30度の気温が続くとさらにリスクが高まります。カメラバッグに入れて押し入れに収納するなどの環境はカビが生えるのに最適な状態です。
カビの発生は、レンズ表面の指紋や油脂、内部のゴミやホコリなどが原因となります。レンズを使い終わったら、ブロワーやクリーナーで清掃し、防湿庫や乾燥剤を入れた収納BOXに収納することで大半のカビを防ぐことができますが、それでも完全には防げないことがあります。定期的なメンテナンスが重要です。
②クモリが発生する可能性がある
レンズ内部にクモリが発生することもあります。これは、結露によってホコリが固着したり、内部機構のグリスの成分が付着した結果です。急激な温度変化によりレンズ内部が曇ることがあり、これが撮影に悪影響を与えます。クモリはレンズのパフォーマンスを低下させるため、買取価格にも大きな影響を及ぼします。
③絞り羽の油汚れが発生する可能性がある
レンズ内部のグリス(油)が絞り羽に伝わり、油汚れが発生することがあります。初めは動作に影響がない場合もありますが、ひどくなると絞り羽根が固着し、動作不良を引き起こすことがあります。この問題は様々な環境で発生する可能性があり、防ぐことが難しいため、早めに売却する方がリスクを減らせます。
④鏡筒やピントリングの塗装や素材の劣化する可能性がある
輪ゴムなどもこんな現象になってるのを見たことのある方は多いのでは?
レンズの鏡筒やピントリングに使用されている素材(シリコン、ラバー、ゴムなど)は、経年変化により劣化することがあります。日本の高温多湿な気候は、これらの素材の劣化を早めます。塗装が剥げたり、素材がベタベタになることがあり、査定額に大きく影響します。修理には高額な費用がかかることが多いため、劣化する前に売却する方が賢明です。
⑤電子部品の劣化する可能性がある
特にオートフォーカス(AF)レンズの場合、内部に使用されているフレキシブル基板(配線板)が経年劣化することがあります。これにより、断線や接触不良が発生し、レンズが正常に動作しなくなることがあります。また、レンズ内のモーターが劣化することもあり、オートフォーカスの不良につながります。電子部品の劣化は避けられないため、早めに売却することで高い買取価格を維持できます。
レンズを早めに売るメリット
上記の理由から、レンズを早めに売却することのメリットは明白です。経年変化による劣化を避け、高価買取を実現するためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
1. 見た目の状態を保つ
レンズの外観がきれいであることは、査定額に大きく影響します。定期的に清掃を行い、ホコリや汚れを取り除くことが大切です。特にレンズのガラス面は傷がつきやすいため、クリーニングクロスやブロアーを使って慎重に清掃しましょう。
2. 付属品を揃えておく
付属品が揃っていると、買取価格がアップすることが多いです。箱やマニュアル、レンズキャップ、フード、ケースなどの付属品は、査定時に高評価を得るために重要です。特に新品同様の状態で保管している場合は、付属品も一緒に査定に出しましょう。
3. 個人情報の消去
デジタルカメラやレンズには個人情報が含まれていることがあります。売却前に必ず個人情報を消去し、プライバシーを保護しましょう。カメラの設定メニューから初期化を行うことで、データを消去できます。
レンズの劣化を防ぐための具体的な対策
レンズの劣化を防ぐためには、以下の対策を実践することが重要です。これにより、レンズの寿命を延ばし、最適な状態で売却することができます。
1. 防湿庫の使用
レンズを保管する際には、防湿庫を使用することをおすすめします。防湿庫は、湿度を一定に保つことでカビの発生を防ぎ、レンズの劣化を遅らせる効果があります。防湿庫がない場合は、乾燥剤を使用して湿度管理を行いましょう。
2. 定期的な清掃
レンズの外観や内部の清掃を定期的に行うことで、カビやクモリの発生を防ぐことができます。使用後は必ず清掃を行い、ホコリや指紋を取り除くようにしましょう。特にレンズのガラス面はデリケートなので、専用のクリーニングクロスやクリーニング液を使用して優しく拭き取ります。
3. 急激な温度変化を避ける
レンズを使用する際には、急激な温度変化を避けることが大切です。温度差が大きい環境で使用すると、結露が発生しやすくなり、内部にクモリが生じる原因となります。寒い場所から急に暖かい場所に移動する場合は、レンズを保護ケースに入れて徐々に温度を調整するようにしましょう。
4. 適切な取り扱い
レンズを扱う際には、丁寧に取り扱うことが重要です。落としたりぶつけたりすると、内部の機構が損傷し、動作不良を引き起こす可能性があります。レンズを交換する際には、必ずカメラを安定した場所に置き、慎重に取り外し・取り付けを行いましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: レンズの清掃はどの程度行えばよいですか?
A: レンズの外観をきれいに保つために、ブロアーやクリーニングクロスを使用して、ほこりや指紋を取り除いてください。また、レンズ内部にカビやクモリが発生していないかを確認し、必要に応じて専門のクリーニングサービスを利用することをおすすめします。
Q2: 付属品が一部欠けている場合でも高価買取は可能ですか?
A: 付属品が一部欠けていても、レンズやカメラ本体の状態が良好であれば高価買取が可能です。ただし、全ての付属品が揃っている場合に比べて、査定額が若干下がることがあります。付属品が揃っているかどうかは、査定額に影響を与える重要な要素の一つです。
Q3: レンズの劣化を防ぐために具体的に何をすれば良いですか?
A: レンズの劣化を防ぐためには、防湿庫の使用、定期的な清掃、急激な温度変化を避ける、適切な取り扱いが重要です。防湿庫を使って湿度管理を行い、使用後はホコリや汚れを取り除き、丁寧に保管しましょう。
落としたり、当てたりご自身の取扱いが悪くなくても、いつも間にか動かなくなっていたり、買取に持って来て頂いた時に、査定額が減額となってしまう原因の代表的なケースを上げてみました。もちろん手入れや保管状態により劣化のスピードは抑える事はできますが・・・、もう使ってなくて、いつか又使うかな?ぐらいの気持ちで持ってるレンズは結果 “ほったらかし” になり、≪もっと早く整理しておけばよかった・・・≫と、いつの間にか、様々な不具合が発生し買取額も低下してしまい、もったいないことになってしまうケース大です!
現状、使っていないレンズ等は早めに売ってしまった方が経年変化(劣化)によるマイナスのリスクが少なく、より高価に売ることが出来ると思います。レンズは、中古カメラユーザーからは人気があり探している方も多くいらっしゃいます。レンズも使われると嬉しいはずですよ!レンズを売りたいと思ったらすぐに売りましょう。
最後に
デジタルカメラやレンズを高価買取してもらうためには、しっかりと準備を行い、カメラの状態を良好に保つことが重要です。今回ご紹介したポイントを参考にして、ぜひ買取価格を最大限に引き上げてください。ご不明な点やさらに詳しいアドバイスが必要な場合は、当店までお気軽にご相談ください。
ご不要のカメラ・レンズをお持ちの方は、ぜひ当店までお越しください。高価買取でお客様のご期待にお応えいたします。