デジタルカメラの利用者が増える中で今でもフイルムカメラに愛着を持っている方はたくさんおられます。その魅力は大きく分けると4つあります。
理由1:フイルムカメラでしか出せない質感がある
一つ目の理由は、デジタルにはない、フイルムカメラでしか出せない質感を表現できることです。
フイルムカメラ愛好家の中には、特定のフイルムでしか写真を撮らないという方も多くいます。
そしてその風合はカメラとの組み合わせでいく通りにも表現することができます。
理由2:不便を通して写真の楽しみを増幅させてくれる
フイルムカメラはデジタルカメラのようにすぐに撮った写真を確認することはできません。そのうえ、撮影できる枚数にも限りがあります。
一見不便に感じる部分かもしれませんが、現像に出すまでわからないワクワク感や1枚1枚に魂を込めるような緊張感は、フイルムカメラでしか味わうことができません。その緊張感の中で撮影した一枚が、思いもよらぬ素晴らしい一枚となっていたら喜びはひとしお。
その感覚はデジタル派の方でもイメージができるのではないでしょうか。
理由3:補正のない自然な再現力
フイルムカメラのアナログな再現力によるものです。デジタルカメラでは画質補正が行われ、誰でも上手に撮影できるようになっています。
しかし、その利点も見方を変えれば味気ない写真に写ってしまうこともあります。色の濃淡や影などありのままの姿を自然に再現できるものは、フイルムカメラならではの大きな魅力といえるでしょう。
理由4: 高級なフイルムカメラの値下がり
昔は手が届かなかったような高級なフイルムカメラもデジタルカメラの普及により値段が下がってきています。憧れのカメラで撮影を楽しむことができるなんてこれほど楽しいことはありません。
そのうえ、みなさんもご存知かもしれませんが、何十年前のフイルムカメラでも撮影できるものはたくさんあります。そのようなものは頑丈に設計されており、新しいものとは少し違った撮影を楽しむことができます。
長く使えるものは愛着を感じることができると思いますが、デジタルカメラのように壊れたら捨てるというものよりよほど値打ちがあるものではないでしょうか。
今でもフイルムカメラが愛されている4つの理由をご紹介しましたが、いかがでしょうか。
これまでデジタルカメラしか使ったことがないというカメラ愛好家の方も、ぜひ一度、フイルムカメラを試されることをオススメします。