紅葉をキレイに撮るためのコツ 誰でもすぐ実践できるテクニック紹介

紅葉が美しい季節になり、赤く色づいた木々を写真に収めるためにカメラを構える人で山や公園がにぎわう季節がやってきました。

紅葉を綺麗に撮るためにはちょっとしたコツがあり、それを知っておくことで誰でもワンランク上の写真が撮れるようになります。

紅葉撮影は色の対比に気を付ける

まずは色の配置に関するコツをご紹介します。
色は対比させることによって、主張したい色を目立たせる事が出来ます。

白の中に黄色をおいても目立たないけれど、黒と一緒におくと同じ色なのに驚くほど目立つようになります。こういった対比を自然の中で見つけ出し、うまくフレームに収めることで主人公となる被写体のいを目立たせる事が出来ます。

紅葉を目立たせるためには、常緑樹の緑と対比させたり、青空の水色と組み合わせることで紅葉の赤を目立たせる事が出来ます。こういった対比を使う場合は色が少ない方がより目立たせる事が出来ます。

また、紅葉のグラデーションを利用するのもおすすめです。
濃い赤茶色、赤紫色、赤、朱色、橙色など同じ場所にある紅葉でも木によっていろいろな色調があります。そのグラデーションをうまく配置し、利用するのも良いでしょう。

紅葉単体ではなく何かと共に撮影する

紅葉と相性の良いものと組み合わせて写真を撮る、というのもおすすめです。
私は単体で撮るよりも、何かと組み合わせて写真で物語を作るように撮るのが好きです。

水の流れる場所を選ぶと百人一首に出てくるような情景をカメラに収める事も出来ます。
川の流れが葉を運ぶ様子や、湖の湖面にそっと浮かぶ葉は何とも言えぬ風情があります。

動物と一緒にするのならば、鹿と一緒に撮ると非常に粋な雰囲気になります。
私は猫が好きなので、自分の猫が鉢に浮かんだ紅葉をのぞきこむ写真を撮った事がありますが、動物と一緒だと、木の静けさと動物の躍動感が相まってとても良い画になります。


一年に一度、長い冬を前に最後の心地よい季節を惜しむように、赤く色づいた木々をカメラに収めるのはとても楽しいものです。
季節の移り変わりを楽しむのは四季のある日本ならではの風物詩です。毎年写真に残し、自身の過去の写真と見比べてみるのもオススメです。