最近ミラーレスやデジタル一眼の標準的なシステムから一味変わった描写力を求め
マウントアダプター&オールドレンズの組合せが人気ですが
店舗に有るキヤノン標準レンズ4本を使い試写してみました
今回試写の使用したボディはSONY α-6000 プログラムモードで撮影
今回のテストレンズはキヤノンの50mmクラスのFL・FDレンズ5品
①FL 50mmf1.8
②FD 50mmf1.4 S.S.C
③NFD 50mm f1.2
④FD 55mm f1.2 S.S.C
⑤NFD 50mm f3.5 マクロ
店舗にたまたま在庫していた中古・委託レンズを使用してK&F CONCEPTのマウントアダプターを使用
店舗内の自然光+蛍光灯のミックス光
撮影後の色調補正無で添付(面倒なので手抜きではありません)
モデルは赤色のクッキーモンスターのぬいぐるみです
※ 1発目 キヤノンFL50mmf1.8
1964年 ローコスト判の絞りがf1.8ですFLレンズはFDレンズと異なり絞りリングがピントリング前に
配置されていますがそれ故マウントアダプターでの操作は比較的やりやすかったです
当時レンズの流行技術であった酸化トリウム含有の【アトムレンズ】ですがこのレンズにも
前玉に使用されているらしいのですが健康上の街はほとんど無く
安全であると言われていますが自然界の20~50倍のガンマ線が常に放出されているそうです。
絞りf1.8⇒f16⇒f5.6の順に変化をご確認ください
※ 2発目 キヤノンFD 50mmf1.4 S.S.C
1973年~マルチコートされたこのレンズカラーバランスに優れていてISOの基準を達成して
後のFD/EFレンズ群の基準となる名レンズですのでボケ味・色味も良い感じ。
絞りf1.4⇒f16⇒f5.6の順に変化をご確認ください
※ 3発目 NFD 50mm f1.2
1980年発売のモデル 380gと比較的軽量なのにf1.2の明るさを実現
くらべちゃいかんがEF 50mm f1.2と比べたら小さいの・安いので
なんかお得感あります、NFD 50mm f1.2Lが今回在庫なしなので
代理で登場です(笑) f1.2Lだと周辺光量の低下はまだ抑えられるとの事ですが
いろんな趣味趣向ありますので周辺光量の落ち具合で良い味も持っている
そんなNFD 50mm f1.2の発色も私は好きかな~
絞りf1.2⇒f16⇒f5.6の順に変化をご確認ください
※ 4発目 FD 55mm f1.2 S.S.C
1973年の発売モデルで当時の先代モデルのFD 50mmf1.2に比べ
追加されたマルチコートにより更にカラーバランス・解像度が優れたモデル
さすがにF1.2 ピントの合った部分以外のボケ感は秀逸です
絞りf1.2⇒f16⇒f5.6の順に変化をご確認ください
※ 5発目 NFD 50mm f3.5 マクロ
1979年発売のモデルです
開放f3.5ですがボケ感もマズマズです、こいつの良いところは当たり前の事ですが
接近撮影にもポートレートにも使えるのに流通価格は比較的低価格モノによっては
諭吉さんからお釣りが来ちゃいますからお買い得感満載です
絞りf3.5⇒f16⇒f5.6⇒f32⇒マクロの最大接近写真の順に変化をご確認ください
開放値~絞り込み~中間などで微妙なボケ味・発色・深見などお感じいただけるかと思います
今回撮影に使用いたしましたレンズ等、同一商品でも世代によっては発色の違うものもございます
個体差でのコンディションの関係でも仕上がりは変わるかと思います、
それもオールドレンズの楽しみとして同じ焦点距離の違うモデルを複数所有されるマニアも
いらっしゃるぐらい標準系の50ミリ単焦点の沼は深い様です
マウントアダプター遊びを始めたらいろんなメーカー・いろんな世代のレンズや
いろんな焦点距離・はたまた正常でないジャンクレンズにまで手を伸ばしかねないので
くれぐれもご注意ください。(笑)
オールドレンズは一期一会、こちらの記事はあくまで【参考】でご判断下さいね。
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