喪中はがきの添え書きはマナー違反か?

年賀状は印刷された定番のあいさつ以外に、手書きの言葉があると嬉しいものですが、

果たして喪中はがきはどうなんでしょうか?


喪中はがきは、服喪のため年始の挨拶や年賀状が出せない事へのお知らせです

一般的に、喪中はがきは「定型文(ある程度のお決まりの文章)」で出すものとされているので、

添え書きは基本NGなんです。

定型文だと、「失礼で味気ない」と思われるかもしれませんが、全く問題ありません

でも、もし、どうしても一言添えたいとするならば、次のようなことは許容範囲です


・葬儀に関してのお礼

「葬儀の際はありがとうございました」

「ご厚意を賜りありがとうございました」など

・故人に対しての相手へのお礼

「故○○在職中は大変お世話になりました」など・・・

このような内容であれば書いても大丈夫でしょう。


日常会話について書くのは×

たとえば・・・

・今年はお世話になりました、来年も仕事がんばります

・還暦を迎え退職しました

・今度同窓会しましょう

・父も亡くなり、娘が東京へ進学し、今は夫婦二人暮らしです

などの報告事は書かないほうが良いです


結婚や出産の年と喪中が重なったときは?

お世話になった方や毎年年賀状をだす相手に、

結婚したことを伝えたい、子供が生まれたことを伝えたい・・・

でも今年喪中だ~・・・という時もあると思います

ですが、おめでたい話題を喪中はがきに書くのは、相手や故人に対して大変失礼にあたりますので

喪中はがきでの報告は、避けたほうが無難です

報告は、年が明けて寒中はがきで出したり、あいさつ状など別の方法でお知らせするといいでしょう


住所が変わったときはどうする?

引越しと喪中が重なったときは、添え書きで「引っ越ししました」と書くのではなく

住所の前に「転居先」や「新住所」などシンプルに入れます

もしくは喪中はがきと別に出したり、クリスマスカードなどで出すのもいいかも知れません


喪中はがき印刷で分からないことがありましたら

お気軽にお尋ねくださいね