こんにちは、レモン社秋葉原店のもりやです。
今回は新入荷「ニコン L8.5cm/1.5」（委託品）のご紹介です。
商品コード：2111040032451
販売価格：285,000円(税込) ※2017/9/30現在
付属品：フード（社外品）
ランク：B
商品状態：外観スレキズあり。レンズ内小チリ混入、バルサム切れあり。※下記の画像でレンズの周辺に汚れのように見えるのがバルサム切れ
レンズについて
バルナックライカのＬマウント用に設計されたこのレンズは、開放絞り1.5という当時としては驚異的な明るさでした。ニコンの公式サイトには「木村伊兵衛の懐刀」と題して、このレンズの開発秘話が紹介されています。
今回は、富士フイルムのX-T20にマウントアダプターを介しての作例をご紹介します。なお、APS-Cのセンサーサイズのため焦点距離はフルサイズ換算で約130mmとなります。
1/500 F1.5 ISO200
1/500 F1.5 ISO200
最短撮影距離は3.5フィートで約1メートルです。開放では花の色味がキレイにでて、前後のボケはある程度輪郭を保っています。
1/1400 F1.5 ISO200
2000/1 F1.5 ISO200
無限遠での撮影では、やや白くもやがかかったような印象です。ピントは合っていますが、拡大すると鳩の輪郭がにじんでいるように見えます。
480/1 F2 ISO200
1250/1 F4 ISO200
F2位まで絞り込むと、色味が濃くなり、輪郭も際立っていきます。
※なお、撮影当日は曇り空で逆光でのテスト撮影は出来ませんでした。
550/1 F1.5 ISO200
250/1 F1.5 ISO200
320/1 F1.5 ISO200
せっかくなので、暗所での撮影もしてみました。設定をマニュアルにして、露出アンダーで撮影すると、鬼瓦の黒が良い味を出しています。以上、今回の撮影場所はJR御茶ノ水駅周辺および湯島聖堂でした。
使用してみて
F1.5のレンズとしては重さもほどほどで、ミラーレスカメラとの相性も良好です。開放撮影ではピント合わせのしやすいカメラを選ぶとよいでしょう。ニッコールレンズの価値を世界に知らしめた巨匠に思いをはせながら、そっとシャッターを切りました。
店頭でご覧になる際はお持ちの機材にてテストされる事をオススメ致します。
また、こちらのレンズはオンラインでのご購入が可能です。その際はナニワオンラインや店舗にご連絡下さい。
※委託品は一点物ですので、売り切れの際はご容赦ください。
担当：もりや
