今回の中古万年筆はモンブランの作家シリーズ第14弾として2005年に発売されたミゲル・デ・セルバンテス(1547~1616)の値下げ情報です。
このスペインを代表する大文化人といわれ、小説家にして詩人、劇作家であったミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラは波乱に富んだ生活を送りながら、投獄された事などもありましたが、国家等に対する批判を込めた代表作で近代小説家の先駆として名高い「ドン・キホーテ」の著者として世界的に多大な影響を与え、西洋文学の傑作とまで言われました。
※余談ですが、日本では激安の殿堂として知られているあの店舗名もこちらが由来でである事は有名です。
近年でもスペイン文化の普及を目的としたセレバンテス文化センターの設立、ユーロ硬貨のスペイン発行分3種に肖像が刻印、生家が保存、町の中央広場がセルバンテスと改称されるなどスペインには名が冠させていますが、なんと昨年2016年には没後400周年という200ユーロ金貨も発行させたそうです。
と、いうことで現物を手に取り再度確認すると「ドン・キホーテ」をモチーフとしたこの万年筆のイメージがより伝わる作品でした。
本体のマーブル模様がラッカー塗装されたところに茶色系にゴールドのリング。派手さが抑えられていて地味過ぎずという微妙なバランスでクリップが風車の羽を模しています。
また、作家シリーズ伝統ともいわれますが、キャップにはサインが刻まれていて、ペン先にも風車が刻印されています。
そして実際、試し書きをしてみるとBニブは自分には太いと思う以前にペンの重さにビックリしました。真鍮製ですので52gの重さで、キャップだけでもかなりの重さであり、キャップ無しでないと筆記には重過ぎるという今までに出会った事がない重さでした。
重くて重厚感があるペンをお探しの方にはよろしいかと思いますが。重量を数字で比べると、この52gに対し149が32gという重量差です!!ちなみにMy万年筆のメインとなるパイロット・ジャスタスは16gなんです。興味のある方は是非、手にとって確認してみて下さい。
仕様
限定数:世界限定17,000本(万年筆単品:13,000本)
本体材質:真鍮・ラッカー仕上
ペン先:B(太字)/18金
機構:回転吸入式
全長:約138mm(収納時)
重さ:約52g
商品中古ランク:AB+
付属品:外箱、元箱、冊子
発売当時標準価格:100,000+消費税
値下げ後 新価格:72,800-(税込)
PLUコード:2111012075486
※こちらの商品はレモン社銀座店の在庫です(2017年10月17日現在)
また、カメラのナニワ オンラインショップからもお求めいただけます。
担当:カラサキ