ライカ親爺のうんちく(もっと続きます):ライカマウントの呼び名について

ライカマウントの呼び名

ライカLマウントと聞いたら、カメラは何を思い出すだろうか?
これを読んで下さっている方々の中で
“親父、アレの話か?”と、
気づいてくださった方がおられれば、感謝である。

海外の中古カメラ店に行って、
「ライカマウントはどこですか?」
と聞いても先方は、たぶん首をかしげる。
ライカスクリューマウント(M39マウントあるいはライカスレッドマウント)という言い方でないと通じない。

いつのころからか、M39のことを日本では、
ライカマウントと言うようになってしまった。


ライツミノルタCLのカタログはライカM用バヨネットマウントと書かれ、
ミノルタCLEのカタログには、ライカとの絡みか、ライツミノルタCLと同一と書かれている。

コシナフォクトレンダーはMマウントと、
コシナツアイスイコンはZMマウント。

ヘキサーRFの取説には、コニカだからだろうKMマウントと書かれ、互換性については、やや否定的な記載になっている。
(ヘキサーRF発売当初のアメリカのカメラ雑誌に、RFの互換性についての記事がある)

近年も増えるライカのマウント

近年、ライカ社は、レンズマウントの種類が増えている。

  • バルナック時代のL……おっと違ったライカスクリューマウント
  • フィルム一眼のRマウント
  • ご存じMマウント
  • 大きいサイズのSマウント
  • ライカT(TL)マウントと同一のフルサイズSLマウントである。

新型のデジタルカメラが発売され、そのマウントをLマウントと呼ぶという噂があった。
正式に発表されたカメラは、マウントはTLマウントだったが、カメラその物が、CLという呼び名だ。


弊社では、現在新品ライカは販売していないが、気を付けないと間違えそうだ。
ライカフリーク同志での会話も、デジタル主流同士なら良いだろうが、フィルム人が入ると、通じなくなる。
ライカ(ライツミノルタ)CLは、コンパクトライカから付けたと言われるが、
デジタルCLはどこから付けたのだろうか?
開発コードがCLOONEYと言われるので、それの省略形だろうか?
ライカ社には、M6以前のスタッフがほとんどいないと聞くので、知らずにつけたのかもしれない。


親爺は買えたら、カモンナマイハウスを聞きながら、デジタルCLをいじりたい。
江利チエミでも良いが、やはりローズマリークルーニーである。
”親爺、それは何の話だ?”
・・・単なるごろ合わせである。お許しを