今回の商品レビューはソニーαEマウントの交換レンズVario-Tessar(バリオテッサー) T* FE 24-70mm F4 ZA OSS[SEL2470Z]です。
試写に使用したボディはα7IIで、新宿区にあります東京御苑で行いました。
1、商品仕様
- 焦点距離(mm): 24-70(APS-C:36-105)
- レンズ構成(群-枚): 10-12
- 開放絞り(F値): 4
- 最小絞り(F値): 22
- 絞り羽根(枚): 7
- 円形絞り:◯
- 最短撮影距離(m): 0.4
- 最大撮影倍率(倍):0.20
- フィルター径(mm): 67
- 手ブレ補正:レンズ内手ブレ補正方式
- フードタイプ:花形バヨネット式
- 外形寸法 最大径x長さ(mm): 73 x 94.5
- 質量(g):約426
最近は広角24mmからのズームが当たり前となりましたが、その前は35mmが主流でした。APS-Cサイズのカメラで使用時は36-105mmとなります。少し物足りなさを感じるかも知れませんが、実用的には問題はないと思います。
また、ほこりや水滴の浸入を防ぐ防塵防水設計なので、使用する場所を選びません。プロユースのタフな使用にも十分耐えられる構造が特長の中の一つです。
2、実写
今回の試写は全てHDRをONにしてあります。
- 周辺光量落ちが緩和されています。
- 明暗が各々補正されています。飛びは押さえられ、潰れは潰れず再現されています。
「1」は空の色を比べて下さい。「2」は中央の黄色がPLフィルターを用いたように鮮明さを増しています。また、右下の緑が左の写真と比べて明るく描写されています。
黄色、赤色、緑色の3色があり、人気の撮影スポットで、多くのカメラマンが撮影されていました。色の発色に偏りがなく、忠実な再現をしてくれました。
付属品のフードではハレーションは防ぐことが出来ません。但し、ズームレンズなので広角側に合わせないとケラれてしまうので致し方なしです。
HDRの効果で一番手前の木が黒く潰れずに描写されているので、写真が暗い、重いイメージにならずに済みました。
開放付近の撮影ですが、ボケの量を少ないと感じるか、または十分と感じるかが本レンズの生命線かも知れません。購入の判断になろうかと存じます。
水面に写った画像はHDRの恩恵です。HDRの効果を高めると水面の画像は鮮明になりますが、全体的には眠い感じになってしまいますので、度合いは経験をつんでいくしかありませんね。
東屋の隣です。色々な色があって一番目を惹いた場所です。
太陽が落ちてきてハレーションも弱まりました。撮影を躊躇していたら、過ぎ去る人から「森ガール」という言葉が聞こえてきたので、シャッターを切りました。イメージできますでしょうか?w
3、感想
ボディがミラー機と比較して小さく軽いでのレンズも軽く小さいものを持ち歩きたくなります。ズームレンズがお好みの方にはうってつけだと思いますが、実写のところでも記しましたがボケ量を甘受できるか否かだと思います。
描写は特筆すべき点は見当たりませんでしたが、素直(忠実)な描写は安心して使用できると思います。
以上です。
担当:みなみ