中古レンズ:コニカMヘキサノン28mmF2.8 値下げ情報

ひと昔前となる1974年に当時の社名であった小西六写真工業が世界初のストロボ搭載のピッカリコニカ、その後はビッグミニなどと大ヒット商品を発売しました。このコニカというカメラメーカー(フイルムのブランドはサクラカラー)がヘキサーという高級のフイルムコンパクトカメラを発売したのが1992年でした。その後は1999年に発売した最後のフイルムカメラとなるヘキサーRFというライカMマウント規格のレンジファインダーのカメラと同時に3本のレンズが同時発売されました。今回はその中の1本となる28mmF2.8のレンズの値下げ情報をお伝えします。
 レンズの状態はコンディションも良く、マウント部にうっすらスリキズがある程度です。
今回のは試写に選んだのは28mmのレンズに対しフルサイズのソニーα7RⅡで、マウントアダプターはSFDです。
 

そして12月に入り数年の工事が終わり7日から全面供用を開始したという東京駅丸の内駅前広場での試写に向かいました。
F5.6  これが後ろを向くと皇居につながる駅前広場です。F4.5 ほぼ最短撮影距離です。
F4.5 さらに進むと駅舎の正面。ど真ん中!
 いざ撮影を始めると、焦点距離的には好んで使うレンズですが、電子ビューファインダーの視度補正がなかなかしっくりこなく、久々のマニュアルフォーカスでピントが微妙にズレていることに気が付き、途中から拡大ピント合わせにもお世話になる事もありました。
組み合わせがレンジファインダーのボディだと違っていたと思われます。
無限に関してはこのレンズが現行であったころ、レンズを購入されたお客様から無限が合わないと言われコニカサービスに電話をした事がありました。
するとコニカでは、「他社では約1kmで無限となるレンズが多いですが、Mヘキサノンは無限を2kmに設定していますのでので」との返答だった記憶を思い出しました。
F5.6 前のビルの7回より。そして一部を拡大します👇
これだけ拡大してもかなりシャープです。

東京駅丸の内駅舎に着くと、パッと見てまず見晴らしがよくなっていました。しかし皇居前広場に通じる歩道が綺麗になり、左右に芝が植えられて、さらにベンチが増えただけで他は特に変わらず、写真を撮る目的で行っても、確かに広場は出来ましたが…と言うだけのものでした。(夜はライトアップされるそうですが…)
F4.5 12時過ぎですが、高いビルの陰は大きく。

最後にレンズの描写は、発売当時にその時代のライカエルマリートとレンズ構成が似ていて、まさに和製エルマリートだと評価されていただけのことはあり、この描写力は抜群でした。また、ボケもうるさくはない様です。
今回は若干絞り込んだ写真が多くなり、収差などが軽減されてしまった様です。しかし発色も特に問題は無く、逆光にもそれほど弱くも無く、20世紀のレンズとして名レンズの1本だと思います!!
F2.8開放だとさすがに湾曲と周辺流れ有。 
F4.5 誰もが上を見上げる名所です。

【スペックなど】
レンズ構成:7群8枚
絞り枚数:10枚
最短撮影距離:0.7m
重さ:230g
フィルター径:46mm
値下げ後販売価格:¥58,000-(税込み)
ナニワグループPLUコード:21110121040170

こちらの在庫はレモン社銀座店(2017/12/26現在)です
またナニワグループオンラインでもお求めいただけます。
2018年もレモン社銀座店をよろしくお願い申し上げます。

担当:カラサキ