こんにちは、カメラ担当 吉冨です。
今回、紹介しますのはソニーから2017年10月27日に発売されたサイバーショット RXシリーズ「DSC-RX0」です。
☆特長
- 有効約1530万画素 1.0型Exmor RS 大型センサーを搭載しています
- 広角 24mm/F4 固定のZEISSテッサーT*レンズを搭載しています
- 4K動画撮影(外部メディアに保存)や最高960fpsのスーパースロー撮影などプロレベルでの動画撮影ができます
- 水深10mの防水性能・2.0mの落下耐性・200kgfの耐荷重と高い堅牢性を誇ります
- 無線で50台・有線で100台もの複数台撮影ができます
☆外観
アクションカムの様な外見をしていますが、上記の特長で上げたようにアクションカムとは一線を画する性能を持っています。
ボタン数など違うものの、メニュー画面や撮影時の設定画面はRXシリーズと同じで馴染みのあるもので非常に扱いやすい操作系になっています。
もともと小型である「DSC-RX100M5」と比較しても、この小ささです。
この小さいボディの中に1.0型の大型センサーが入っているとは思えないですよね。
☆実写
この小さなカメラが、どこまでの写りをするのか大阪周辺をスナップ撮影してきました。
このレンズ周りから「本当にしっかり写るのか??」って思われているかもしれませんが果たして・・・
まずは、解像度チェックです。
この写真の中央部を拡大してみます。
うおっ!!
電線や、細かな木々までしっかり描写しているのが見てとれます。
広角24mm固定のレンズでズームは出来ないのですが、ある程度拡大しても解像感は損なわれないので、撮影後にトリミングをして整えることもできそうです。
のっけからイイ方に裏切ってくれました!
続いては、ボケ感のチェックです。
広角 24mm/F4 固定のレンズですが、ポイントを抑えて撮影すれば、しっかりとボケを出すことはできます。
深いボケを出すことは出来ませんが、すっきりと嫌味のないボケ味なので表現の一つとして十分に使う事ができます。
撮れば撮るほどに凄みが伝わってくる実力派。さすがはRXシリーズ
続いては高感度のチェックです。
この写真の黄色の四角の部分を各ISO感度別に等倍に拡大していきます。
今回の結果は、ISO3200ではほとんど高感度ノイズは気にならないほどで、ISO6400でノイズは多少あるものの許容範囲内で常用感度といった結果です。
RX0には手ブレ補正機能はないのですが、優れた高感度性能を持っているので、室内や夜間など暗い場所での撮影でもISO感度を上げることで手ブレを気にせず撮影することができました。
☆作例
☆まとめ
個性的な性能や形から特殊撮影しか出来ないカメラと思われがちですが、ZEISSテッサーT*レンズ、大型1.0型センサーに最新の画像処理エンジン等、スチル撮影でも右に出るものはないほどのハイスペックな性能と、なによりアクションカムと見間違えるほどのコンパクトなボディから、スナップ撮影に最適なカメラだと感じました。
もちろん4K動画撮影や最高960fpsのスーパースロー撮影、複数台をつないでの特殊な撮影など他のカメラには真似のできない機能をたくさん持ち合わせているので、動画撮影に比重を置いてカメラを探されている方にもオススメです。
そして、このサイズに1型センサーを収めるソニーの技術力の高さ・・・まだまだ「アッと言わせる」展開を期待せずにはいられません。
ムービーはもちろん、スチルまでしっかり撮影出来る超コンパクトな「DSC-RX0」オススメの一台です!
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