今回の商品レビューはパナソニック LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH.になります。
メーカーのページに記されています通り、対角線画角114°は圧倒的なパースペクティブを有します。広大な風景の臨場感や遠近感を強調するユニークな映像表現などを軽快に楽しむことができます。
1、商品仕様
- レンズ構成:12群16枚(非球面レンズ2枚/EDレンズ4枚)
- 画角:ワイド端114°~テレ端75°
- 焦点距離:7~14mm(35mm判換算 14mm~28mm)
- 絞り: F4.0 - F22
- 絞り形式: 7枚羽根 円形虹彩絞り
- 撮影可能範囲: ズーム全域で0.25m~∞(撮像面から)
- 最大撮影倍率: 0.08倍(35mm判換算:0.15倍)
- 最大径×長さ: φ70mm(固定フード部)×約83.1mm
- 質量: 約300g
- 付属品: レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズ収納袋
2、実写
試写にはDMC-GX7を使用しました。
焦点距離7mm(35mm判換算14mm相当)になると垂直な建物も傾いてしまいます。こういったところを活かした作品作りは腕の見せどころにもなります(拙写真ではダメですが)。
まだ雪が所々残る新宿御苑での撮影です。20mm相当の撮影なので、見慣れた画角と感じられてしまう方も多くいらっしゃると思います。ここは14mm相当で撮影しておくべきでした。
ほぼ開放の絞りF4.5での撮影ですが、広角ならではの被写界深度の深さが目立ちます。最短撮影距離で開放で撮影すれば背景はボケると思います。
今回は逆光を意識して撮影しました。ゴーストの発生はゼロではありませんが、耐逆光の性能は非常に高い超広角レンズです。
3、感想
マイクロ・フォーサーズ用の交換レンズということで、非常にコンパクトな大きさ&重さです。ただ、マイクロ・フォーサーズ用の中では大きいのでボディの大きさも重要になってきます。今回使用しましたGX7はちょうどいい大きさでした。
操作性といってもズーミングしかありませんが、ヘリコイドの位置にズーミング・リングがあると使いやすかったと感じます。そろそろ、フィルム時代の設計思想から完全に脱してもいいのではないかと思います。
描写ですが全くクセがなく耐逆光も強く安心して使えるレンズという印象です。
以上です。
担当:みなみ