ライカ社は2009年の9月9日9時にニューヨークで新製品の発表会をし、ここでM9が発表され、それと同時にサプライズとして発表されたのがこのX1でした。
今回はこのX1中古品の入荷をお伝えします。最新のコンパクトデジタルと比べると今となってはアナログチックな仕様ですが、ライカらしい製品で、それまでのフジ、パナソニックのOEMとは違い,とてもシンプルなカメラです。(ただし画像素子はソニー製であり、画像エンジンは日系メーカーとの共同開発です…)
この発売当時の国内メーカーにはすでに録画機能、画像のフィルター加工などの機能がありましたが、このカメラには一切無ありません。
そして実売価格は約20万円と、コンパクトデジタルとは思えない価格でした。そしてAPS-Cサイズの大型撮像素子を搭載し、レンズはエルマリート24mmF2.8(35mm換算36mm)です。
今回の入荷品の付属品は、残念ながらフロントキャップが無く(まだ入手は可能)チャージャーとストラップは社外品です。また、使用感はありますが、特に目立つキズなどはない並品かと思います。
そこで今回は試写の前に大きな失敗をしてしまいました!ここ2年以上ブログで使用していた16GBのカード(おもに万年筆で千枚以上の撮影)を入れ確認を始めたところ、あろうことかこのカードのデータを全てを消去してしまいました。と、いうくらい操作が単純でした。
上野に着くと思った以上に街がぱんだらけでした。あのカメラ量販店の看板にも!
蛙の噴水 f5.6 1/200
上野のどんはツンと散歩 f5.6 1/400
ちなみに動物園に入園をしようとは思いませんでしたが、パンダ観覧の整理券は水曜日にも関わらず11時過ぎには終了したそうです。にも関わらず来場者がぞくぞくと到着~
立ち入り禁止。 f5.6 1/125
パンダ郵便ポスト f8 1/800
東日本大震災で、この石巻の自由の女神は被災しながら片足で立ち続けましたが、その後は仙台へと移転し、震災遺構の意味を問う旅を続け、2016年にどこにでも行ける「自由な女神」と名付けられて東京にトラックで運ばれてきて現在はここに展示されています。今年3月には仙台に戻る予定だそうですが、次の移転先も募っているそうです。
竹の台噴水のチューリップ f5.6 1/200
ここが何処なのか? f9 1/60
【試写をして】
コンデジとは言えないほどの描写力でした。そして銀塩の35mmフイルムと同じ3:2のアスペクト比も新鮮に感じました。またコントラスト、立体感、空気感などはライカブランドで単焦点のエルマリートとして流石でした。
ですが、弱点もありました。なかでも最短撮影距離をマクロモードに設定しても最近のコンデジでは考えられない30cmなのです!!また絞りのクリックが弱く、気が付いたら絞りリングが回転している事(自由な女神など)もありました。さらに出来ればキヤップが外付けでなければ…などです。
【スペック、ほか】
発売日:2009年9月16日
有効画素数:1220万画素
ISO:1/2000~30秒
最短撮影距離:標準/60cm マクロ/30cm
液晶モニター:2.7インチ
サイズ:124×59.5×32mm
重さ:286g
バッテリー:BP-DC8
販売価格:65,000円(税込)
商品PLUコード:2111040024135
*こちらの商品はカメラのナニワ・オンラインショップでもお求めいただけます。
在庫、商品確認はレモン社銀座店まで。tel:03-3567-3131
(2018年2月16日現在)
担当:カラサキ