商品レビュー:富士フイルム XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II

今回の商品レビューは富士フイルムの交換レンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS IIです。
XCシリーズは軽量コンパクトな設計で絞り環が無いのが特徴になります。

1、主な商品仕様

  • レンズ構成:10群12枚(非球面レンズ3枚、異常分散レンズ1枚)
  • 焦点距離:16 - 50mm(35mm判換算:24-76mm相当)
  • 画角:83.2°- 31.7°
  • 絞り:7枚(円形絞り)
  • 撮影距離範囲(標準):0.6m - ∞(ズーム全域)
  • 撮影距離範囲(マクロ):広角:15cm ~ 10m、望遠:35cm ~ 10m
  • 最大径×長さ(約): ø62.6mm×65.2mm(ワイド端)/98.3mm(テレ端)
  • 質量(約):195g
  • フィルター径:ø58mm

2、実写

今回は東京都新宿区にあります新宿御苑で、X-E3を使用しました。

絞りF6.4 露出時間1/900秒 ISO-200 焦点距離50mm

新宿御苑で試写する際には必ず撮影しています「いつもの写真」です。試写した日は雲が多いものの曇天という感じはなく晴れ間がありましたがコントラストの低い日でした。
言い換えれば、ベルビアに適さない日でした。

小枝が消え去ること無く、かつ、奥行きも再現されています。

絞りF3.5 露出時間1/105秒 ISO-200 露出補正:+0.7 焦点距離16mm

ワイド端での撮影ですが絞り開放では前後共にボケてくれます。しかし後ボケはいかにもデジタルって感じで好みの別れるところではないでしょうか。

絞りF11 露出時間1/110秒 ISO-200 露出補正:+0.7 焦点距離31mm

東京では2月は梅の季節。記念に紅梅を1枚収めました。35mm判換算で47mm相当で
撮影しました。絞り込んでも楽しめます。

絞りF8 露出時間1/280秒 ISO-200 焦点距離16mm

雲のうねりはキレイに再現されています。フィルム時代から定評のあったフジノンの描写そのものです。

3、使用しての感想

XFシリーズにある絞り環を省略されたので、最初戸惑いましたがすぐに慣れました。問題はないと思います。
また軽量化を図られたのでAシリーズのボディとマッチすると思います。
また、今回はテスト出来ませんでしたが最短撮影距離15cm(レンズ端約7cm)のマクロ撮影が出来、かつ、光学式手ブレ補正機能を有し、静止画、動画ともに手持ち撮影時の手ブレが抑えられるのも魅力の一つです。


以上です。

担当:みなみ