【中古入荷情報】梅の撮影はトラディショナルな舶来フィルムカメラで！

【　フォクトレンダー　ビテッサ（ウルトロン50/2)　】

1950年代初頭にドイツで製造・発売されたレンジファインダーカメラ。フィルム巻き上げは上部に配置された長い棒状の”プランジャー”を押し込んで行います。また、カメラを持ち運ぶ際にはレンズを収納してコンパクトにできるなど当時としては大変斬新な構造や技術が随所に盛り込まれたカメラです。50年代当時のカメラとしては使いやすい部類に入るのではないでしょうか。各機構の動作音やヤッター音などを聞いていると”機械を使っている”感がよく伝わってくるように思います。レンズ等を収納するとほぼフラットな状態となって、カバンにすっぽりと収まります。約７０年前のカメラとは思えないほどカッコイイ外観と言えますね。

使用フィルムは比較的容易に手に入るおなじみ135サイズ（35ミリフィルム）。搭載されているレンズは高い描写力と少ない収差で定評のあるウルトロン50ミリF2。レンズは固定式となっており交換はできませんが、描写は大変素直な印象ですのでスナップ・風景・ポートレートとマルチにお使いいただけるでしょう。ボディサイズは少々大柄に思われるかもしれませんが、ある程度の重さと大きさがあると撮影時にはカメラが比較的安定するのでむしろ利点かもしれません。レンズ開放時にはシャッターを押し込む必要がありますがその際上部のプランジャーとレンズ前面が勢いよく飛び出しますので各部に手を添えた状態で開放させることをおすすめします。

今回入荷しました個体はストラップ取付金具がありません。ファインダーの視差補正も手動であることからおそらく初期の型かと推定しております。ボディには少々スレやキズがあり、小さいアタリも見られますが動作については今のところ問題はないと思われます。レンズのコンディションは少々クモリもありますが撮影は可能と思われます。当時のケースも付属しておりますのでコレクションにもおすすめです。どうぞご検討ください！

担当　やませ