こんにちは、カメラ担当 吉冨です。
今回は、富士フイルムから2018年2月15日に発売されたNEWカメラFUJIFILM X-A5を紹介させていただきます。
このモデルは2013年に発売された「X-A1」から始まり「X-A2」「X-A3」と続いて4代目にあたるエントリーモデルになります。
カラーバリエーションはブラック・ブラウン・ピンクの三色があります。
どのカラーも素敵で持ち出ししたくなる可愛らしいデザインです。
まずは基本的なスペックをご紹介します。
①有効画素数 2424万画素の高画素センサーを搭載
上位機種にも劣らない、大型APS-Cサイズの高精細2424万画素ベイヤーセンサーを搭載しているので、綺麗な写真を撮ることができます。
②簡単キレイ!セルフィー撮影
液晶モニターを180°回転させることもできるので、片手で楽々セルフィー撮影ができるようになっています。さらに三段階からトーン選択ができる美肌処理モード搭載で自然に美しい肌色で「自分撮り」が出来ます。
③動きものもラクラク撮影!高速オートフォーカス
位相差AFを搭載しているので、とてもオートフォーカスのスピードが速く動きのある被写体でも逃さずに撮影することができます。
④動画をキレイに撮影できる!4K搭載
フルHD画質の4倍もキレイに撮影できる4K規格で動画の撮影ができます。4Kムービーの他にも、4K連写やマルチフォーカス機能など4Kを利用した最新の技術を数多く搭載しています。
キットレンズについて
作例写真を撮影するにあたって使用したのはキットレンズにもなっているXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZを使いました。
このレンズも2018年3月15日に新たに発売された標準ズームレンズになります。
このレンズの特徴は・・・
- 沈胴式でXシリーズで一番の小型軽量サイズです。
- パワーズームで動画撮影の時も安定したズームができます。
- 強力な手ブレ補正(約3.0段分)がついています。
- レンズ先端から〈5 cm〉までの接写が可能で、最大撮影倍率〈0.24 倍〉と小物や料理などのマクロ的な撮影もできます。
続いては作例をご紹介します。
フィルムシミュレーション:Velvia/ ISO:800 / F:5.6 / SS:1/2200
フィルムシミュレーション:PRO Neg.std/ ISO:200 / F:3.5 / SS:1/420
フィルムシミュレーション:PRO Neg.std/ ISO:800 / F:5.6 / SS:1/800
フィルムシミュレーション:クラシッククローム/ ISO:800 / F:5.6 / SS:1/1900
フィルムシミュレーション:PROVIA/ ISO:800 / F:3.8 / SS:1/2200
フィルムシミュレーション:ASTIA/ ISO:800 / F:5.6 / SS:1/2900
フィルムシミュレーション:クラシッククローム/ ISO:800 / F:4.7 / SS:1/4000
フィルムシミュレーション
富士フイルムのミラーレスカメラにはフィルムシミュレーションというシーンに合わせて手軽に色調を変えることが出来るモードを搭載しています。
フィルムシミュレーションを変える時は、各シミュレーションを一つの画面に表示させて横にスクロールすることで変更することができます。
全11種類のシミュレーションをスライドさせるだけで大きく表示することが出来るので、イメージ通りの写真を簡単に撮影することができます。
暗い場所で撮影はできるのか
夜景や薄暗い部屋の中でも綺麗に写真を撮りたいですよね。
暗い場所で明るい写真を撮るときに変更する設定はISO感度と呼ばれる部分になりますが、このISO感度を上げれば上げるほどノイズが出てきてザラザラした写真になってしまいます。
他メーカーのエントリーモデルで、ISO感度12800まで上げるとノイズだらけの写真になってしまいますが「X-A5」ではどうでしょうか。
では、X-A5のISO感度を上げた写真を見てみましょう。
ISO感度を12800まで上げて撮影したものですが、ほとんど高感度ノイズも出ておらず綺麗に撮影することが出来ました。
富士フイルムのミラーレスカメラは、どのモデルもISO感度を上げてもノイズは少ないのですが「X-A5」も同様に、暗い場所でもノイズの少ない綺麗な写真を撮る事ができます。
4Kマルチフォーカス
4K動画、4K連写(1秒間に15コマ)といった機能の他に4Kを使った、便利な機能の一つに4Kマルチフォーカスがあります。
4Kマルチフォーカスを使えば、以下のことができます。
1.フォーカスセレクト
このモードで撮影をしておけば撮影した後からでも、好きなピント位置に変更することができます。ピント位置に迷った時に使えば便利な機能です。
2.深度合成
ピントの位置を高速で変えながら、連続撮影した写真を自動合成させて広範囲にピントの合った写真を撮影することが出来ます。マクロ撮影などピントの幅が狭くなってしまう撮影などで便利な機能です。
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撮影後にピントの位置をセレクトして保存したり、各写真を合成することで深度合成することができます。
最後に
今回の実写では、あらためて富士フイルムのカメラが出す色は素晴らしいと感じました。
富士フイルムのカメラに共通していえますが、フィルムシュミレーションの選択と露出補正を設定するだけで深みのある色彩を簡単に作ることができるので、カメラ初心者の方にもオススメです。
冬の寒さも和らいで花も咲き始める季節、富士フイルムの素晴らしい色で日々の風景を切り取ってはいかがでしょうか。
コンパクトになり、オートフォーカスも早くなった「X-A5」オススメのカメラです!
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 吉冨まで