今回ご紹介するの中古レンズは、マイクロフォーサーズ用の小型軽量単焦点レンズ
「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」です。
メーカーさんの製品ラインナップとしてはブラック&シルバーの二種類が用意されており、 今回はブラックを入荷しました。
外観は小傷一箇所のみの良コンディション!
金属外装の上質な造作ながら重量120gと取り回しの良いレンズです。
普段使いは勿論、ZEROコーティングによるヌケの良い画、快適なAF速度等々、
本気撮りにもきちんと応えてくれるレンズです。
外観の問題点としては、一箇所だけ小傷があります。↓
マウント周りはとてもキレイで、バヨネットの爪、電子接点とも上々のコンディション。
先述の傷一箇所のみの問題であればランクBとはしなかったのですが、お客様が気になさりそうな問題が一つございまして。
光の当て方によって、クモリが認められることからランクBとさせていただきました。
とは云え、実際に影響があるかどうかについては
「私の同じレンズも似た程度にクモリが出てるけど問題なく使っております」
と独り言を申し上げてしまいます。
実際、現在愛用しているレンズの中でも「買った翌週にクモリに気が付いた」新品レンズもありましたし。
軽快に撮影できるレンズ機構
このレンズの構造的特長の一つとして「スナップショットフォーカス機構」なるモノがあります。
フォーカスリングを前後させることで、
あらかじめ設定しておいた位置にフォーカスを移動させると云ったモノです。
置きピン、目測撮影等の際は便利かも知れませんが、実は私はまったくこの機構を使っていません。
特に目測で撮影しなければならないシチュエーションが無い上に、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8はスナップ撮影の際にも充分にAFが早いものですから・・・
かつてラインナップにあった同焦点距離のF2.8タイプと比べると、
撮影リズムが数段軽快に感じられると思います(ちょっと重量は増えていますが)。
尚、上の状態でMF操作する事もできますが、S-AF+MFで普通にMFした方が精度は高い印象です。
実写レビュー
それでは実写をしてみましょう。
カタログスペックでは最短撮影距離0.25mとなっており、ギリギリまで被写体に迫りつつ開放絞りF1.8を活かせば「そこそこ」のボケを楽しめます。
カラープロファイルで少し彩度を落としていますが、ノーマル条件では↓のような発色です。
色のり上々です。
煩雑になりがちな背後の枝ぶり等もボケてくれました。
某社の「換算35mm相当」レンズでは最短距離・絞り開放では独特の滲みが出てくる条件ですが、こちらM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8はそう云った特長はありません。
ほどよいボケ量
開放絞りF1.8ではありますが、焦点距離17mm(換算35mm)とて目一杯寄るか、
背景との距離を大きく取るのでなければ、背後が溶けるようなボケにはなりません。
こちらも絞り開放ですが。
たまご・・・あぁ、イースターか!
とか感じてもらえる程度に背景がお解りいただけたら幸いです。
モノクロプロファイルで「シェーディング」を掛けているので四隅がつぶれていますが、通常撮影では絞り開放でも極端な周辺光量落ちは感じません。
少し絞ってF3.2で。
も少し絞ってF4.5。
さらにさらに、F8です。
レンズ表面に太陽光が当たる条件です。
さすがに少しホンワカした描写になりました。
手前建物から背後まで必要充分な被写界深度を得られます。
ソニービルさんが一旦解体作業に入られた為、数寄屋橋交差点から一時的に見れる光景。2020年からは新生ソニービルさん建設作業に入る予定の為、この景観は期間限定モノです。
オリンパスレンズとしてはあまり硬質な印象を受けないM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8なのですが、上の二点についてはシャープネスを+2に設定しています。
広角の撮影の幅を広げたい方にオススメ!
以上、いかがだったでしょうか?
画角の好みはあまりにも一人ひとりの嗜好性が強く関わる問題ですが、
標準レンズはちょっと狭いかなぁ・・・
とお感じのマイクロフォーサーズ使いの方には、是非ご一考いただきたいレンズです。
お問合せはレモン社銀座教会店
又はナニワオンラインまでどうぞ
*商品掲載まで少々お時間をいただく場合がございます事、ご了解下さいませ。
レモン社銀座教会店在庫 オリンパスM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
PLUコード:2111012122883
ランク:B(クモリ有り)
付属品:前後キャップ、フィルター、ポーチ
2018年4月4日現在 税込価格¥29,000-
レモン社銀座教会店 松浦