今回はフォクトレンダー
「COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII VM」
についての商品レビューをお届け致します。

商品画像
画面の隅々までシャープな切れ味と、豊かな階調表現を楽しめるパンケーキタイプの広角レンズ。薄いだけでなく、ピントや絞りなどの操作性を徹底して追求。機動力に優れた常用レンズとしてお使いいただけます。
※コシナホームページ
今回は横浜周辺にて撮影して参りました。
※掲載用に画質を落としております。
※ボディはライカM(typ240)を使用しており、シャープネス・彩度・コントラストは中です。

1/250 F8 ISO200
「画面の隅々までシャープな切れ味」と謳っている通り、いきなり切れ味鋭い写真が撮影できました。

1/90 F4 ISO200
シャープさだけでなく、描写力も高いのでワニのゴツゴツした体表や鋭い爪・牙もしっかりと表現出来ております。

1/8 F2.5 ISO200
開放F2.5での撮影ですが、画面中央のピント部分はシャープな写りをしており、ピント部分から外れると緩やかに滲んでいくようにボケてくれます。

1/2000 F8 ISO200

1/4000 F5.6 ISO200
逆光は上の写真のように斜めから入ってくる光だとフレアが少し出るようです。
下の真正面からの光では問題ないですね。

1/180 F8 ISO200
たまたま寄港していた豪華客船。
シャープな写りをしてくれるので、この様に角の多い被写体に向いているレンズです。
本当に隅々までシャープに写りをしてくれて頼もしい1本です。
最後に使用感です。
先ずはその大きさ。小さなレンズが多いレンジファインダーレンズの中でもさらに小さいパンケーキレンズ。
全長23mmで重さは134g。
実際ここまで小さいとレンズ構成とかを無理していて、変な癖が出るレンズかと思っておりましたが、使用してみると癖のないとても優秀なレンズでした。
ヘリコイドの動きも滑らかで狙った場所へしっかりとピントが合わせられます。
価格もお求めやすいので、レンジファインダーを始めたいと思っている方には最初のレンズとしてオススメです。
主な仕様
焦点距離 |
35mm |
口径比 |
1 : 2.5 |
最小絞り |
F22 |
レンズ構成 |
5群7枚 |
画角 |
63° |
絞り羽根枚数 |
10 枚 |
最短撮影距離 |
0.7m |
距離計連動範囲 |
∞~0.7m(カメラにより異なる) |
最大径×全長 |
φ55.0×23.0mm |
フィルターサイズ |
φ39mm |
重量 |
134g |
レンズフード |
LH-4N(別売) |

1/360 F5.6 ISO200 露出補正+1
担当:88