今から始めるオールドレンズ【焦点距離50mm編】

最近デジイチを使い始めて

オールドレンズっていうカテゴリーに興味を持ちはじめたけれど

何をどうやっていいのかわかりませんって方へ

ぜひご参考にしていただきたく記事にしました。

まず、お手持ちのデジカメがレンズ交換の出来る

一眼レフタイプ・ミラーレスタイプであるかどうかが第一関門

レンズ交換が出来たら何が楽しいの?


もともと交換できないデジカメ・スマホでも多彩な撮影モードや

撮影後の画像処理モードが付いている優れた機種もありそれで充分

楽しめるのですが・・・

純正KITレンズ 仕上がりが当たり前に綺麗です

でもインスタ映えするお写真の傾向って

キレイなだけじゃないんですね~

なんかデジタル技術のおかげで優等生写真ばっかで

面白みが無いって若い方中心にオールドレンズが今人気です

なんでオールドレンズ?

オールドレンズファンのお客様に聞いてみたところ

古いレンズで撮ったらなんかあった味のある写真に仕上がったり

なんか微妙に色のバランスがズレてるんだけどそこがまたイイって方も

いらっしゃいます

この記事の後のほうにカメラへの装着例と定点で撮影した

画像がありますからご参考にして頂けたら幸いです

またオールドレンズを使用することでひと手間よけいにかかるんですが

そのひと手間が写真に向き合う上で新鮮で

また失敗も含め予想しなかった結果が写真に出るもので

機材が愛着ある相棒になっていくそうで

ズブズブ危険なレンズ沼にはまる方もいらっしゃいます

・・・・とはいえすごく高価なレンズもあればそう高価でないものまで

幅広い商品が出回っております

なにからはじめたらいいのかわからない方

まずは焦点距離50mmからはじめてみるのもいいでしょう!

※なんで50mm?

焦点距離50mmってもともとフィルム一眼レフの純正標準レンズでした

中古の玉数も豊富ですし各メーカーの看板レンズといっても過言ではありません

出来が良く玉数豊富なだけに価格も魅力的・そこそこ明るいものが多い

なので筆者もおススメしたい所です

今回レビューに使用した機材は

ミラーレス一眼の キヤノンEOS M5と 

とても手ごろなお値段でお世話になっているアダプター界の庶民の味方

K&F CONCEPT社のマウントアダプターでレビューです

EOS M5のセンサーサイズは

APS-Cサイズですからx1.6倍相当

50mmだと約80mm相当の画角です

ちょうど人物などのバストアップぐらいのポートレートに適したサイズ

今回も撮影モデルはクマのプーさん

※前回アンダー10,000円での焦点距離35mmおススメレンズを紹介いたしましたが

そのときのモデルさんです重ねて28mmの記事もお読み頂くと2度楽しめます

ぜひ後で下記の青い部分をクリック&ジャンプしてご覧ください

1万円以下のオールドレンズ入門にピッタリな28mm/f3.5を5本選んでみた


まずは装着例と使用レンズ・マウントアダプタ-写真と

ザックリのお写真を並べてのご紹介です


さあ~先は長いですから行ってみましょう

マウントアダプターの王道M42マウントですが

お店の在庫でたまたまレンズのみが無く

本体セット⇒でも安いよ~

ZENIT-E+インダスター50mmf2付きで 11820円 JAN2222120027059

マウントアダプターは 2340円 JAN6936069201925

癖玉で有名なインダスターですが

なかなかいい感じにオールドレンズオーラを醸し出しています



じつは本体のZENIT-Eはペンタ部プリズムのミラー蒸着部分の剥離のため

すごく安い価格で販売しているお得な組み合わせ

レンズの発色はどこと無く味わい深い色味になりました。

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2番手はオリンパス OMマウント

遡る事1972年に発売されたオリンパスM-1のマウントに合わせたレンズマウントで

46年間の歴史あるシステム

ズイコーマクロ50mmf3.5 7390円 JAN2222120027073

マウントアダプターは 2520円 JAN6936069202052

23cmまでの接写が出来るからポートレート以外でも

たとえば小さな山野草の撮影なんかにも大活躍しそうです



接近したらここまで寄れました

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AFのαレンズも玉数豊富でなかなかイイですよ

αレンズといえば1985年初のAF一眼カメラを一般大衆に広げたカメラα-7000の

レンズがスタートした33年間の歴史が詰まったマウント

現在はSONYのAマウントが引き続きレンズ生産を行っているんで

レンズバリエーションも豊富です

今回ご紹介するのは

AF50mmf1.7(New)9060円 JAN2222120026601

アダプターは 2520円 JAN6936069201956

こちらはαレンズには鏡筒絞リングが着いていませんが

アダプター側手動で絞りの制御が可能な優れもの

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この組み合わせは是非試してください

写真はレンズで決まると言い切ったカールツアイスレンズの

プラナー50mmf1.4MMJ 強い曇り・ホコリありなので

お手頃価格 29,800円 JAN2222120033647

アダプターは 2520円JAN6936069201970


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ニコンのFマウントレンズをキャノンのボディに付けられるという幸せ

一昔前は夢のような組み合わせでした(笑)

ニコンAi50mmf1.4 10980円

マウントアダプターは 2520円 JAN6936069201895

※1959年スタートのニコンFマウントには派生モデルがたくさんあります

F・Ai・Ais・Ai-AF・AiP・Ai-AFS・Ai-AF2・AiAFs・Ai-AFD・Ai-AFG

59年の歴史があるだけに小変更が多々ありますが頑なにFマウントを

守り続けたニコンブランドの職人魂に敬意を!

(Ai-AFGだけはレンズから絞りリングを撤去しAi方式の機械式伝達機構はもたない。)

なのでAi-AFGレンズだけは少し割高のマウントアダプターから絞り調整が出来るものが

使い勝手がいいです・・・っていうか絞りが変化出来ないと面白さ半減

G対応のマウントアダプターをGレンズには使用して下さい。

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Kマウント代表で

※ペンタックスのK・KA・KAF・KAF2・KAF3各マウントやリコーのRKマウントなど

総じてKマウントとここでは表しています

ペンタックスSMCM50mmf1.4 7650円 JAN222212003933

マウントアダプターは 2520円です JAN6936069201901


f1.4のボケ味メーカーによりそれぞれ違う味わいなのでおんなじ焦点距離で

複数のメーカーのマウント所有のマニアもいるぐらいです(笑)


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焦点距離50mmとは違いますが

今回EOS M5とアダプターとの組合せ写真に使った機材です

ニッコール-SC Auto 55mmf1.2 34390円 JAN2222120030424

当然ニコンボデイなんでこの組合せだとアダプター無しで使えます

ボケ味は他のレンズと比較してもダントツの反則級でした(笑)

ニコンのDfにまた無骨なオールドレンズが似合うこと

惚れ惚れしますね~ってレビューしていたらミイラ取りがミイラになりそう(笑)

楽しいですオールドレンズの撮影

ぜひ足を踏み入れてください、はまること間違いなしですから


中古商材なので一品モノですが比較的入手しやすいものをピックアップしました

価格が市場価格よりもお手ごろなモノはレンズ内にクモリやカビが生えている

モノもございます、

でも見ての通り写真写りは綺麗に撮れてます

(ソフトや逆光のフレアはクモリやカビがいい方向に作用する場合もありますね~)

各メーカーの時代やモデルの改良・変更などで沢山の選択肢が生まれる

オールドレンズですからそれぞれのレンズの個性が楽しめます

お近くのおみせでぜひご自身の相棒となるマスターピースをお探しください。