【作例付】レビュー:フォクトレンダー ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM

今回はフォクトレンダー

ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM

についての商品レビューをお届け致します。

フォクトレンダー ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMとは

商品画像

開放F値1.8の大口径を実現。光量の少ない条件でもあるがままの光で撮れる機動力と、超広角ながらボケを活かせる表現力を併せ持つ高性能レンズです。最新の設計により、絞り開放からシャープな結像が得られます。

※コシナホームページ


今回は高尾山、経堂・豪徳寺周辺を撮影して参りました。

※掲載用に画質を落としております。

※ボディはライカM(typ240)を使用しており、シャープネス・彩度・コントラストは中です。

超広角ながら味のあるボケ

先ずはコシナさんも推している超広角ながらのボケをご覧ください。

1/180 F8 ISO200

1/2000 F1.8 ISO200

 上がF8・下がF1.8です。
F8の方は全体的にピシッとシャープに解像しております。
開放F1.8では大きいサボテンのピントを合わせている部分は、コシナさんも謳っている通りシャープに結像しています。そこから少しずれていくと緩やかにボケが始まっていきます。

1/1000 F1.8 ISO200 露出補正-0.7

木々の間から柔らかく入り込む陽の光もボケのおかげで更に柔らかく拡散しています。

 

1/250 F1.8 ISO100

こちらは最短撮影距離・0.5mでの撮影です。

編み込んでいる細かい部分までしっかりと描写されています。高性能なレンズだという事がこの写真からも伺えます。

1/500 F1.8 ISO100

こちらの写真だと周辺光量落ちが目立ちますが、そのお陰で苔の生えたこの写真の雰囲気を上手く演出してくれました。


1/250 F5.6 ISO200

周辺の歪みは殆ど気にはならないですね。

安心感のある重みとスムーズな動作

最後に使用感です。

少しずっしりとした重みを感じますが、その重みのお陰でカメラを構えた時に上手く手になじんでくれます。

ヘリコイドはスムーズに動いてくれるのでピント合わせも苦になりません。

上記写真の通りボケもキレイに出てくれるので、寄りの印象的な撮影から引きの全体を見せる写真までバリエーション豊かに撮影出来ます。


主な仕様

焦点距離

21mm

口径比

1 : 1.8

最小絞り

F22

レンズ構成

11群13枚

画角

91°

絞り羽根枚数

10 枚

最短撮影距離

0.5m

距離計連動範囲

∞~0.7m(カメラにより異なる)

最大径×全長

φ69.0×78.4mm

フィルターサイズ

φ58mm

重量

412g

レンズフード

レンズ一体式

1/250 F4 ISO200

担当:88