こんにちは。カメラ担当の池田です。
もうすぐ梅雨がやってきますね。今年は梅雨入りが例年より早くなるとか……。
雨の日には雨の日にしか撮れない写真がある!と前向きに考えて頑張りましょう。
さて今回は、鉄道ファンである私オススメのローカル鉄道をご紹介いたします。
その鉄道は兵庫県を走る北条鉄道です。大阪からも比較的近く、アクセスしやすい路線です。
【北条鉄道ってどんな路線?】
小野市の粟生駅から加西市の北条町駅までの13.6Kmを結ぶローカル鉄道です。
粟生駅ー網引駅ー田原駅ー法華口駅ー播磨下里駅ー長駅ー播磨横田駅ー北条町駅の全8駅。
その8駅のうち法華口駅・播磨下里駅・長駅の3つの駅舎は開業以来の歴史を持ち、国登録有形文化財に指定されており、鉄道だけでなく駅舎も絶好の被写体となります。
鉄道は田園風景の中をのんびり走る列車は、鉄道ファンだけでなく写真の好きな方ならカメラを向けたくなる、そんな路線です。
四季を通じて魅力たっぷりの路線で、特に桜シーズンには多くのカメラマンが訪れます。もちろん春の桜シーズンも良いのですが、個人的には田んぼに水の入るこれからの季節が好きです。
田園風景の中を走っている列車ですので、せっかくなら田んぼがキレイな時に撮影に出かけましょう!
夕焼けが田んぼに映り込んだドラマティックな写真が撮れる可能性もありますよ。
【撮影ポイント】
北条鉄道の撮影ポイントは本当にたくさんあります。撮り方、アイデア次第では無数にあると言っても過言ではありません。
ここでは、私が過去に実際撮影したポイントをご紹介したいと思います。
網引駅ー田原駅間
網引駅と田原駅の間には田んぼがたくさんあり、色んなポジションから撮影が可能です。
上の写真は網引駅の近くで、田植えを終えたばかりの田んぼとキレイな青空を絡めて撮影したものです。
この日は天候は良かったものの風が強く、リフレクション(映り込み)はイマイチな状況でした。
風がない日でしたら、もっとキレイなリフレクションが見れたことでしょう。
法華口駅ー播磨下里駅間
法華口駅の近くには広大な田園地帯が広がっていて、民家などの人工物を入れないで撮影することもできます。撮影ポイントも自分の足で探すのが楽しい所です。
上の写真は水入れ間もない田んぼで、まだ稲は植えられていません。
写真からもわかるように1枚目の写真同様、風が強くで波だっているので、リフレクションは無理でした。
長駅ー播磨横田駅間
長駅近くの道路より撮影。少しだけですが、道路が線路より高い位置にあり、段々になった田んぼと列車を絡めて撮影できます。
細い道路ですので路上駐車はご迷惑となります。長駅の駐車場を利用して徒歩でアクセスしてください。
ここまで、田んぼと列車を絡めた撮影ポイントをご紹介してきましたが、北条鉄道は田園風景だけが魅力なのではありません。
駅舎をはじめ、昔懐かしさを味わえる撮影ポイントもたくさんありますので、少しだけご紹介したいと思います。
法華口駅
法華口駅は大正4年建設の歴史ある木造駅舎です。
また。この駅にはたくさんの桜があり、春には多くのカメラマンが訪れます。北条鉄道の撮影に行くなら、ぜひ立ち寄って欲しい駅です。
駅舎内には米粉と地元食材を使ったパン工房もあり、とても美味しいのでご賞味ください。
播磨下里駅ー長駅間
神社の鳥居と列車を絡められる珍しいポイントです。
上の写真のように普通に写真を撮るも良し、鳥居を額縁風にして列車を中に入れて撮影するも良し、ここもアイデア次第で色んなパターンの写真が撮れるはずです。
私のお気に入りポイント! 鳥居のポイントから長駅方面へ少し歩いた所にある踏切です。「とまれみよ」と書かれた踏切が味があって最高です。踏切だけでも絵になりそうです。
播磨下里駅、長駅も歴史ある木造駅舎ですので、訪れてみてください。
【撮影の醍醐味は撮影スポット探しから!】
以上、北条鉄道の撮影地紹介でした。
今回ご紹介した撮影地はネットに頼らず、ほとんどが自分の足で探したポイントです。
お立ち台と言われる有名撮影地も良いのですが、私は撮影地を自分で探すのも撮影の楽しみのひとつと考えています。
最初の方にも書きましたが、北条鉄道沿線は撮影ポイントの宝庫です。ぜひ、自分のお気に入りのポイントを見つけてください。
最後に、田んぼに水が入り、リフレクションが期待できる期間はそれほど長くありません。
観光協会や役場等で、最新情報をご確認の上お出かけください。
天候は晴れで、風のない日がオススメです。出来れば夕暮れまで粘ってください。
【アクセス】
鉄道の場合はJR加古川線粟生駅、または神戸電鉄粟生線粟生駅から乗り換え。
車の場合は山陽自動車道加古川北インター、または中国自動車道加西インターより一般道で沿線へ。
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