今回はシグマ、「85mm F1.4 DG HSM Art」についての商品レビューをお届け致します。
シグマ 85mm F1.4 DG HSM Artとは
商品画像
究極のポートレート用レンズ
高い解像力と大口径レンズ特有の美しいボケ味。ポートレイトレンズに必要な二つの要素をArtラインの基準で具現化しました。瞳にはピントが合っているが、睫毛はボケている、というような作品においては、合焦部の解像力が高く、その前後のボケが美しいほど、より効果的な表現ができます。SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art は、同スペックでは破格の12群14枚というレンズ構成により、5,000万画素以上の超高画素デジタル一眼レフカメラに対応する高い解像力を実現しました。
※シグマホームページ
今回は深大寺・新宿駅周辺を撮影して参りました。
※掲載用に画質を落としております。
※ボディはD850を使用しております。
圧倒的な解像力とボケ味
1/4000 F1.4 ISO100
正にこのレンズが象徴する二つの要素が詰まっている写真です。
ハナショウブのピントが合っている付近の解像力は大変素晴らしく、写真を見返して気付いたのですが、ハナショウブの右下に蜘蛛の巣が張っており、そこにいる小さな蜘蛛も捉えています。
D850の有効画素数4575万画素をしっかりと活かしてくれる性能に脱帽です。
また、ボケ味も柔らかく主役を引き立てるボケ味で、この二つが組み合わさると、とても印象的な写真に仕上がります。
次にポートレート
1/2500 F2 ISO200
1/800 F2 ISO200
上の写真は遠目からの撮影ですが、アップにするとしっかり産毛が確認出来るほど解像しており驚かされました。
下の写真の帽子の編み込みや肌の質感も例外なく解像しており。
ただ、この解像力に耐えるのは赤ちゃんや子供の肌でないと厳しいんでは。。。?と思ってしまいました。それぐらい解像力が高いのです。
また、背景のボケが柔らかく主役の邪魔になりません。
1/1000 F1.4 ISO200
こちらは最短撮影距離・85cmでの撮影です。思ったより近づけないといった印象ですが、瞳のウルッとした感じや毛一本一本の毛先の描写はこの距離からでも十分です。
1/400 F8 ISO100
1/320 F8 ISO400
1/400 F1.4 ISO400
絞り開放はF1.4なので夜でも安心して撮影できます。
最後に使用感です。
他の85mmレンズに比べて重さを感じます。カメラと組み合わせるとより一層の重さを感じますが、それ以上に高い解像力とボケ味に感心しきりの一本でした。
普段から持ち歩くのにはちょっと大変かも知れません。
ここぞの時に素晴らしい威力を発揮してくれる事は間違いないです。
AFも迷う事なくピタッと合ってくれるのでストレスは感じませんでした。
主な仕様
1/50 F5.6 ISO200 露出補正-1
担当:88