ライカ親父の独り言:エクタクローム再発売と現像ラボについて

イーストマンコダック社が、2012年にチャプター11を申請するとは。
フィルム全盛期であれば考えもしなかった。

リバーサルフィルム・エクタクロームの再発売

Tマックス3200の再発売に続き、エクタクロームの再発売が決まった。
9月から全世界で発売されるというが、当初は潤沢に供給されないとも聞く。
親父は、ひとつ気になることがある。
ロチェスターは純正処理について、どう考えているのだろう?

リバーサルの処理剤はどうなる?

処理剤の生産もするだろうが、以前ほどの処理量が無いだろうから、ラインを再導入するところは少なく、他社への依頼が多くなるのではないだろうか?
現在でも、リバーサル処理ラインを持っている現像所は存在する。
しかし、以前に比べたら少ないだろうから、現場での負担が増えてくると考えられる。
フジのリバーサルを見ると記載されているが、自社のCR-56純正処理のほかにコダックE-6とも書かれている。

事実かどうかは知らないが、あるメーカー指定ラボが、処理液の管理が簡単だからと云う理由で、反対側の処理液を採用したが、メーカーに見つかり、こっぴどく怒られたと聞いたことがある。
ポジは、処理液の管理如何で色調が変わる、いわゆる色転びと云う奴だ。
フィルムの販売が伸びれば、純正ラインを構築するラボが増えると思うが、当初はKJイメージングだけの純正Eー6だろう。


以前は、コニカ系ラボがコダック系を兼ねていたところが多かったが、コニカ系が無くなり、コダック系は皆無ではないが、ごく僅かとなった。
フィルムカメラファンは、ポジではなく、ネガの使用が殆どであろう。
それらを考えると、他国はわからないが、国内だけを考えるとしばらくの間は、フジ系のラボへエクタが流れるであろう。
新エクタクロームが、CRー56への相性が良い事を願う。

「親父、お前は使うのか?」
って?すみません、8ミリムービーが先だと聞いていたので、それを待っています。
ニコンR10とキャノン1014を持っているので。(でも、スーパー8にISO100はあったかなあ)


※前回のブログで、なぜかコダックアラリスを、コダックソラリスと書いてしまった。ソラリスといえば、ソ連映画の惑星ソラリスである。コダックアラリスの方々にご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。